素材収集は…

台本の素材収集の毎日

いつものことながら

　　時間がないっ

と、焦る心を鎮めながら
琴線に引っ掛かった言葉や出来事を
一つ一つ掘り下げる作業が続いている。

面白い発見だらけで
ついつい必要のなさそうなことまで
好奇心の赴くままに調べてしまう私。
もっと効率的に…と思うけど
この余分に思える寄り道が
いずれ役に立つ時が来るかもしれないし。。

徐々に輪郭が見え始めた感じ…かな？

☆☆☆型神話とか「金枝篇」とか
今一度神話系を調べ出したところ
多くの作家や監督が作った作品のベースになっていることを発見。

やっぱり「知る」「研究する」って大事だよなぁ…
なんて当然のことだし
私もそうして製作して来てるけど
まだまだ掘り下げが甘いなぁと反省しているところ。

昨日は午後、新しい某キャラクターの仕事の話で
某社の担当者と打ち合わせ。
お仕事を頂けるというのは、大変ありがたいことだ。

稽古は…また少々気合いを入れさせてもらった。
みんなやる気はあるのだろう。
「気持ち」はね。
けど、気持ちだけじゃ…ね。
時間をかけ行為した分しか表には現れない。
明後日の稽古は、市民劇場の例会があり
私はお休みさせてもらうことになっている。
自主稽古になっちゃうけど
今日やったことを自分のものに出来るように
しっかりと反復稽古をしてもらいたい。

稽古後、劇団員と作品について話しあった。
まぁ時々脱線して、それも楽しかったりするんだけど
本題に戻しながら、面白い台詞が偶然生まれたりして
有意義な時間だった。

さて…
どんな作品に仕上がるか…
自分でもちょっぴりワクワクしています

舞台ビデオ三昧☆

昨夜、熱が出てしまって稽古をお休みさせてもらった。
団員諸君、ごめんなさい

ジキナ顆粒は、私の強き味方
昨日もこの薬を飲んだら幾分体調が良くなり
本来寝るべきところだったけど
Ｏさんからお借りした舞台ビデオ鑑賞を開始。

最初に観たのが

　　人間風車　作／後藤ひろひと　演出／Ｇ２

まだ観たことがない人もいるだろうから
詳細の記載は控えるが
いやぁ…なんとも恐ろしくて
けど、最後はとても感動して…

童話作家を目指す青年が主人公
そのためか前半はギャグ的要素を含む
ファンタジックな世界が繰り広げられ
最初のうちは

　　ん？…

と言う感じで静観していたが
中盤から人間の欲望や感情が炸裂！
残酷な展開ではあったけど
人間の本質を突いているなぁ…と。。

構成的にも今まであまり観たことのない作品だった。

先日観た劇団新感線の「朧の森に棲む鬼」もそうだけど
これもぜひ団員に観てもらいたい作品だ。

その後、つい調子に乗って二本も観てしまった。
熱があるというのに…アホですね

鑑賞したのは

　　髑髏の城の七人　作／中島かずき　演出／いのうえひでのり
　　メタルマクベス　原作／Ｗ・シェイクスピア　脚色／宮藤官九郎　演出／いのうえひでのり

両方とも劇団新感線だ。

髑髏のほうは、ベースに戦国～江戸に推移する時代背景がある。
江戸城が髑髏城、からくり屋敷のように
抜け道がたくさんある城。

天魔王という魔界族(？)が現れるのは
朧と似ているね。
異界のものを登場させる場合
使い方を誤ると陳腐な作品になる可能性も。

主演の染五郎さんは明るく軽い素浪人と天魔王の二役

朧のライは、この二つを合体させたような役だったかも？

これは、朧を観たときほどの衝撃はなかったが
十分楽しめる作品だった。

メタルマクベスは…

「マクベス」という作品に関して
私はいずれやってみたいと密かに目論んでいる。
そのため、どうもミュージカル仕立ての部分が
どうしても受け入れきれないところがあって…

けど、役者が良かったし
クドカンさんも、原作の大切な部分や
登場人物の性格に関してもきちんと押さえ
拡大して見えるように描いていて
歌や踊り以外は、楽しめた。

若干衣装や人物設定に違和感を覚えたが
そこはきっと好みの問題だと思う。

マクベスは内野聖陽さん、夫人は松たか子さん
二人とも徐々に狂っていく過程に見応えがあった。

狂気に心が惹かれるなぁ…

観終わると既に空は白んでいる。
どうやら熱は下がっているようだ。

　　単なる疲れだったのかな…

と、熱を計ってみたところ、まだ微熱がある。

　　むむ…少し睡眠を取らねば！

と、あわてて布団に潜り込んだのでした

ふらふら

昨日は、朝から脳裏にずっとあった衣装デザインをイラストに起こし
午後から大道具・小道具担当の劇団員と倉庫に向かった。

目的は

　　以前使用した衣装で今回再利用できるものを探すこと
　　小道具や衣装に使えそうな布を探すこと
　　小道具の調達

だった。

何しろ１０年ですからねぇ…
半端じゃない衣装やハギレの量でして…
大分整理したつもりだったけど

　　使えそうにないものは捨てたほうが良いか…

いつか使うんじゃないか？
なんて思ってたら捨てられない、よね。

この後、稽古前までに生地屋さんと
リサイクルショップを回る予定だったので
なるべく早めに倉庫を出たかったが
色々探してたら、一時間以上かかってしまって

　　今日中に何としても「狼」用の生地は入手しなければならない。
　　できれば、衣装デザインに近い洋服も見つかれば購入したい。

と思っていたので、倉庫に鍵をかけ
大急ぎでリサイクルショップや生地屋さんを回った。

狼用の生地は予想通り高い
悩みつつ探していたところ
あるお店で、イメージに近い生地が
冬物バーゲンで値下がっているのを発見
若干色合いが薄いので、少々迷ったが
予算との兼ね合いを含め
同行していた劇団員とも相談して
購入することに決定。

　　ふう…
　　これで、一つ今日の大目的は達成だ

その後、小道具用の材料や衣装を見て回っているうちに
稽古時間になってしまった

が、また別の日にこうして時間をとるのもきついし…

ということで、急きょ自主稽古にしてもらうことにして
そのまま材料探しを続行することに決めた。

２１：００過ぎまで頑張って探したけど
衣装は一着も購入できなかった。

舞台は非日常の世界。
日常着用するものの中で、探すのが間違いか。

　　こりゃ、作るしかないか…
　　けど、時間がないよね…

指示を早く出さなかった私のミス

さて、どうするか…

その後、同行者を送りながら
本公演の内容について話した。

いろいろキーワードが出てくるんだけど
今一つ柱が定まらない…というところです

今月中に台本を脱稿する予定だけど
うーむ…
厳しい状況だな…

とにかく諦めずに頑張ろう

うん…いける！

「カン太の涙」の演出で一番ポイントになるのが
「狼」「青い蝶」「川」の演出だ。

今日は川の演出をやってみた。

　　うん…いけそうだね…

稽古は必要だけど。。

芝居の稽古のほうは、少しずつ形になって来て
みんながきちんと自分の役割を果たしてくれれば
これも大丈夫そう。

あとは、「狼」「青い蝶」である。
あ、それから衣装！

本公演の台本にかかりっきりで、衣装が後回しになっていた。
今週中には目途を立てねば

稽古後、「狼」製作をして下さっているＹさんにお会いする。
同行者はケンタロウとデザインをしてくれたＭＡＩちゃん。

Ｙさんは、待ち合わせをしたファミレス内へ
製作中の狼の頭を片手に入って来て

　　恥ずかしかったですよぉ～

ですよね。
狼の、いわゆる骸骨状態の作品だし
しかも、大きいっ！
じろじろ見られても仕方がない、です

　　申し訳ありません

そして、改めて作品を見て

　　おお～～っ

と、三人で歓声を上げた。
あ、店内なので、小さめに、ですが。。

見事、狼の頭の骨組が出来ていたのです

　　ありがとうございますっ

Ｙさんから不具合な点や相談事項を伺って
今後の製作過程の確認をした。

ＭＡＩちゃんも、とても感激していました。
自分がデザインしたものが形になっていくのって
芝居を作り上げていくのと同じ感じなのかな？

あっという間に深夜０時を回った。
慌てて、ファミレスを後にする。

明日は、倉庫に小道具や布関係を取りに行ったあと
衣装や狼用の布を探しに、市内を回る予定。

ふぁ～い…
寝不足が続いてる…
いっぱい寝たいなぁ～

安吾の世界☆

やっぱり、安吾の世界は好きだなぁ～

これは、坂口安吾さんの本を読みながら
改めて感じていること。

言葉の選択、ものの見方、切り取り方・・・
そして、不思議な世界観・・・

不思議なものに惹かれるのは
私の好奇心が触発されるから(*^_^*)

昨日は、また一日劇団ＨＰ製作。

お手伝いしてくれているＳ・Ｏさんと
劇団員のKANEDAさんが必死に頑張ってくているが
情報量が多く、まだ完成には至りそうにない。

やるべきことがなかなか捗らないと
ついついイライラしがちでして…
人間が出来てない証拠ですね
そのまま寝るのがイヤだったので
安吾さんの本を読みだした。

と、本の世界に入っていくにつれ
不思議なことにイライラが消滅していく。

　　いいなぁ～この感じ・・・

まぁ何というか、一つの気分転換ですね。

自分の凝り固まった視点に気づくには
とても良いんです、安吾の世界☆

ＨＰのほうは、舞台写真ページ製作に
膨大な時間を要することが判明。
ＦＬＡＳＨで製作中で、これが半端じゃない作業量σ(^◇^;)。。。
なんだけど、昨日は出来たページを見て

　　うぉ～～っ！凄いっ！！

と感動したし(^_^;)

サッサと仕上げてしまいたいところではあるけど
改めて、これまでの足跡的
情報量の多さを目の当たりにして
10年という歴史を実感しつつ
やはり焦らず、丁寧に仕上げねば！
と心新たにしているところです(*‘‐＾)-☆