mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ドン・キホーテ

2009年07月02日 | 旅行記

 梅雨の季節になって、しばらく経ちますが、このところ、熱いような寒いような妙な感じの気候が続いています。

 このように天気や気温が不安定な原因は、地球温暖化なのかな?と思ってしまうのですが、実際はどうなのでしょうか?

 ところで、今日は、先日、スペインの写真を整理して、HPで紹介しようと作業をしていましたら、訪問先のラ・マンチャ地方に関してドン・キホーテの話しがでてきました。

 ドン・キホーテは、皆さん、ご存じのように西暦1600年代にヨーロッパで流行していた騎士道物語を読み過ぎた下級貴族(郷士)の主人公が自らを伝説の騎士と思い込んで、遍歴の旅に出るという物語です。

 小生などは、騎士道物語を読み過ぎて、自分が騎士だと思い込むことはないと思うのですが、ドン・キホーテは「狂気」にとらわれていたのですから、きっと精神的におかしかったのでしょう。

 何のために旅に出るかと言えば、「世の中の不正を正すため」で、最初の旅では、古い鎧をつけて、ロシナンテという名の痩せ馬に乗って旅に出たのです。

 そして、2回目の旅では、従者としてサンチョ・パンサを連れていくことになります。

 こういう話を聞きますと、助さん、格さんなどの従者を従えて、世の中の不正を正す旅をする「水戸黄門」みたいですね。

 ドン・キホーテの作者は、ミゲル・デ・セルバンテスですが、彼は、横領などで何度も投獄されたそうですが、牢獄の中でこの小説の構想を練ったようです。

 何度も投獄されるような悪事をはたらく人間が「世の中の不正を正す」小説を書くのですから、驚いてしまいます。

 ところで、小生はドン・キホーテを読んだことがありませんが、この本は、聖書の次に多く出版され、世界の著名な文学者が選ぶ「史上最高の文芸百選」で第一位を輝いたベストセラー小説なんだそうです。

 次に、ラ・マンチャ地方に行く機会がありましたら、じっくり、ドン・キホーテゆかりの場所を見てきたいと思います。

 今日は、スペインのドンキ・ホーテではなく、ドン・キホーテについてお伝えしました。