mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

スロバキア周遊の旅<カルスト洞窟群のオフチナー・アラゴナイトケープ見学>

2017年05月06日 | 旅行記
 この日(10月13日、旅行三日目)は、午前中コシュツェ近郊のベトリアルを見学しました。
 午後からは、世界遺産に登録されているカルスト洞窟群に向かいました。

<Mugio>
 Sさんのメモには、午後、訪れたカルスト洞窟群のことを「12の洞窟群が世界遺産に認定されておありますが、今回はそのうちのオフチナー・アラゴナイト ケープを訪れました。」とありました。
 しかし、私たちは、そこがどんなところなのか「さっぱり」分かりませんでした。
 ところで、ワールド航空サービス社からいただいたパンフレットには、「コシチェ近郊のオチティンスカ洞窟」というところを訪れると書いてあるが、メモにあったオフチナー・アラゴナイト ケープがオチティンスカ洞窟なのだろうか?
<Mugiko>
 などと理解できない!というような言い方だけれど、「調べてある!」という顔をしているわよ。
<Mugio>
 君にばれるような可笑しな顔をしているかい?
 情報が少ないものだから苦労したけれど、僕なりに整理したので、恥を忍んで披露してみることにしたよ。
 この洞窟群は、「アグテレック・カルストとスロバキアカルストの洞窟群」という名で95年に世界遺産に登録されている。
 アグテレックというのは、ハンガリーの北部にある地方の名前で、Wikipediaでは、「ヨーロッパ最大の鍾乳洞バラドラ洞窟がある。全長26㎞のうち、8㎞はスロバキア国内にあり、ドミツァ洞窟と呼ばれている。」と説明している。
<Mugiko>
 ハンガリーとスロバキアの共有の世界遺産だということね。それで、スロバキア政府ではどこを見なさい!と案内しているの?
<Mugio>
 「在アスロバキア日本国大使館」のHPには次のように書いてある。
 「ハンガリーと隣接するスロバキア南部に位置するスロベンスキー・クラス国立公園は中央ヨーロッパ最大のカルスト地域で、1100の洞窟・山峡があります。1995年にハンガリーの洞窟とともに「アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群」という名でユネスコ自然遺産リストに登録されました。2000年には氷で覆われたドプシンスカー洞窟が追加登録されました。
 この洞窟群の中で特に有名なのがドミツァ洞窟です。ドミツァ洞窟は、全長25㎞にわたりハンガリーまで続いています。洞窟の中には川や湖があり、川下のツアーに参加することもできます。
 ドプシンスカー洞窟は、全長1232m、深さ112mのヨーロッパ最大の氷河です。洞窟内は11万立方メートルの氷で満ちており、氷の厚さは26.5mにも及びます。洞窟内の気温は0度以下に保たれており、1946年までこの洞窟内で一年中スキーを楽しむことが出来たそうです。」
<Mugiko>
 見どころとしては、「ドミツァ洞窟」と「ドプシンスカー洞窟」だということね!
 私たちが訪問したのは、この2つではなかったけれど、「オフチナー・アラゴナイト ケープ」も素晴らしいところなのよ。

 <洞窟入口の青い建物>


 <サルノコシカケような鍾乳石>


 <蜘蛛の巣のような形> 


 <蜂の巣?>


<Mugio>
 青い建物の階段を下りて平行になっているところに入口があり、写真撮影するには、10ユーロが必要とのこと。
 見学した感想だけれど、規模が小さく、鍾乳洞というと、よく見かけるツララ状ものは全く見当たらなかった、石の色と白いハツカネズミや蜘蛛の巣のような糸状の線が「ものすごく珍しく素晴らしい!」との説明があった。しかし、正直な感想は、「距離が短く、チョッピリ「ガッカリ」というところかな?
<Mugiko>
 だけれど、Sさんが説明したように「世界でもまれな自然の神秘を見ることができる場所で、世界3大アラゴナイト(和名は「霰石洞窟」)の一つ」になっているところだから「がっかり」などという感想は、自分の不見識を公表しているようなものなのよ。
<Mugio>
 それは、失礼したね。でも、その3大アラゴナイトの情報は、Sさんのメモ以外にないのだから、僕が普通の鍾乳洞だと思って「がっかり」したのもやむを得ないんじゃないかい?
<Mugiko>
 あなたの言い訳よりも、Sさんのメモ以外にオフチナー・アラゴナイト ケープの情報は本当にないの?
<Mugio>
 そう考えて、帰国してからネットで調べてみたけれど、本当に情報が少ないので困ってしまった。しかも、数好きない情報が「何と!」私たちのツアー仲間の二人のものだったから驚いてしまった。
 それと、フリー百科事典Wikipediaが大いに役に立ったよ。
<Mugiko>
 ウキペディアにオフチナー・アラゴナイトの情報があったの?
<Mugio>
 世界遺産のアグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群の説明文に「Ochtinska Aragonite Cave(Ochtinska aragonitove Jaskyria)、Gombasek Cave(Jasovska Jaskyria)などが一般に公開されている。それ以外に特質すべき洞窟としては、Krasnohorska Cave(Krasnohorska Jaskyria)とHrusovska Cave(Hrusovska Jaskyria)がある。」という記述があったんだ!
<Mugiko>
 横文字が苦手な私にも最初の文字が「オプチナー・アラゴナイト ケーブ」だと読めるけれど、ローマ字風に読むと、「オチティンスカ・アラゴナイト・ケーブ」のように見えるわ。
 ということは、ワールド航空サービス社のパンフレットの表記が正しいということね。
 そもそも「オチティンスカ・アラゴナイト・ケーブ」とは、どういう意味なの?

 <房状の白い鍾乳石>


 <サンゴ礁の鍾乳石>   


<Mugio>
 オチティンスカが地名、アラゴナイト・ケーブが霰石洞窟(洞穴)だから、この洞窟は「オチティンスカ霰石洞窟」という意味のようだね。
<Mugiko>
 また分からなくなってきたわ。この難しい漢字は何と読むの?
<Mugio>
 「あられいし」と読むそうだ。炭酸塩鉱物の一種で、化学組成はCaCo3(炭酸カルシウム)だということだけれども、よく分からないな。
 ウキペディアの霰石の説明では、「鍾乳洞においては、サンゴ状の鍾乳石となることがあり、「山サンゴ」と呼ばれている。二枚貝の主成分。」とあることから、写真のような形になるようだね。ある
 なお、「オチティンスカ霰石洞窟」が、どのようなものかや、発見者などを書いた英文の解説があるけれど・・・・

 <ということで、長い文章となってしまいました。次回はコシュツェ散策(聖アルシュエベタ大聖堂、国立劇場など)をお伝えします。>

 本日はこれにて失礼します。


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