現在、JTB旅物語さんのツアー「情熱の国スペイン8日間」の旅行記を書いています。
小生が一番印象に残ったアルファンブラ宮殿のところが終了して、「ほっと」していますが、翌日のセビリアの市内観光が思い出せず、苦労しています。
それでも、小生のメモ、写真のほかネット、参考書などの力を借りて何とかセビリアのことは書けそうです。
問題は、同じ日に観光したコルドバです。メスキータは、世界文化遺産になっていて、あまりにも有名ですが、赤茶けた建物の色がセビリアの大聖堂に似ていて、イスラム独特の中庭があるのも同じです。
何が言いたいのか?といえば、同じ日に同じような建物を見たので、違いがわからなくなってしまった、ということです。
それでも、コルドバのメスキータは、先ほど申し上げたように「コルドバの歴史地区」として世界文化遺産に登録されているほか、建物の内部にある「円柱の森」が印象的で、淡いピンクのような色の円柱が幾重にも重なっている様子は忘れることができません。
この詳しい様子は旅行記に書きたいと思いますが、「週間世界遺産講談社)」では、はじめに次のように解説しています。
「コルドバは8世紀半ばにイスラム王国に支配された後、1236年にキリスト教勢力に再征服されるまで、イスラム支配のもとに栄華を極めた。全盛期の人口は50万人とも100万人ともいわれ、街には300ものモスク(イスラム教寺院)が建てられた。
40年間に及ぶイスラム文化の頂点を極めるのが、コルドバ旧市街に建つ大モスク、メスキータである。その幅約130㍍、奥行き約180㍍。この面積はイスラム教発祥地メッカにあるモスクを上回る規模で、一度に2万5000人もの信者を収容した。そもそもコルドバがイスラム支配下に置かれる前、ここにはキリスト教の聖堂があった。キリスト教に寛大だったイスラムの人々は、聖堂を破壊せず半分をモスクとして・・・」
としています。
こういう説明を見ますと、メスキータは、一見、イスラム教とキリスト教の文化が調和した施設のようですが、16世紀にキリスト教の大聖堂建設を許可した国王カルロス1世が「どこにでもある建物のために、世界に一つしかない建物を壊してしまった」と嘆き怒ったというのですから、イスラム建築のモスクがそれほど美しく素晴らしい、ということなのでしょう。
巻頭写真は、メスキータの円柱の森としたいところですが・・・
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