今日は久しぶりに台風一過というか、晴天で風もさわやかな感じがします。
それにしても、大雨が特定の地域に降り注いだりするなど天候が不順ですが、これも地球温暖化の影響でしょうか?
地球は本当は氷河期に向かっている、という話を何かの本で読んだ気がするのですが、実際には正反対の温暖化に向かっているのですから不思議なものです。
人間が地球という場所で化石燃料をジャンジャン燃やしているのだから、そのそばにいる人間が熱く感じるのは当たり前だとも言ってましたが、真実はどうなのでしょうか?まぁ、何百年、何千年という単位で気候を見れば地球は冷えている方向に向かっているのかも知れませんが、個人がそれを確認することは出来ないのでしょうね。
さて、昨日は午前中にスポーツジムに行ってきました。そこで、鉄道会社で一緒に働いていたAさんにお会いしました。その時、Aさんから小生が勤めていた本社の部長をしていた方が現在、大きなスーパーマーケットの社長をしているという話を伺いました。
「皆さん、本当に働くのが好きなんだな!」と驚くとともに、小生はこのように遊んでいて良いのか?と自問自答したものです。
まぁ、そうは言っても何の能力もない小生を使ってくれる会社などないと思いますので、その自問自答は深刻なものではありません。
ところで、前回に続いて今日はスロバキアの世界遺産、スピシュスキー城とその関連文化財についてレポートしたいと思います。
ワールド航空サービスさんのパンフ(秋の東欧)を見ますと、小高い丘の上に白い建築物が大きく掲載されています。これがスピシュスキー城ですが、同社のパンフでは「スキー」という言葉がなく単に「スピシュ城」と表現しています。
ここは1993年に世界遺産に登録されたのですが、「世界遺産一度は行きたい100選ヨーロッパ」によれば、「草原の真っ只中にそびえ立つ中部ヨーロッパ最大級の城塞」と表現し、小見出しに「廃墟ともなった難攻不落の城塞の跡」としています。
当時(いつ?)この地を支配していたハンガリーがタタールの侵略に備えて13世紀にロマネスク様式で築いた城塞だそうです。
その後、13~16世紀にかけてゴシック、ルネサンス、バロックに増改築され、城壁は高く二重に堅固になったのですが、居住性が悪く見捨てられ、さらに1780年に火災で廃墟になってしまったそうです。
そして、長らく採石場などになっていたが、近年整備されて中世の巨大な城塞が蘇ったというのです。
ということは、近年整備されるまでは、廃墟ですから基礎ぐらいは残っていたのかもしれませんが、写真で見えるような白い城壁はなかっということでしょうか?
城壁内には大砲があるが、リスが飛び回る広大な草原だそうで、城塞最上階からの眺めが素晴らしいようです。また、城郭内には屋根はないものの、石の壁でいくつもの部屋の分かれ、ダイニングなどの生活の場、拷問部屋、礼拝堂までが残っているといいます。
城塞を見上げる麓の城下町スピシュカ・カピトゥラは聖職者の居住地となり、聖マルティン大聖堂のような歴史的建造物が建ち並んでいて街そのものが世界遺産に登録されているそうです。
100選では「スピシュスキー城とその関連文化財」としていますが、関連文化財とは、城下町スピシュカ・カピトゥラにあるものをいうのですね。
それしても、ヨーロッパの文化財は、ゴシック、ルネサンス、バロックなどという説明を受けますが、何がどう違うのか小生にはさっぱり分かりません。
そういえば、阪急交通さんにお世話になったクロアチアなど4カ国周遊の旅では、添乗員さんがバスの中でその違いを説明していました。
ロマネスクが一番古く、9~12世紀、古代ローマ様式を基調とする様式で、半円形のアーチと簡素なボールトが特徴だそうです。イタリアのピザの斜塔や大聖堂などが代表例だそうですが、ピザの大聖堂は外観がとても綺麗でしたね。
次に古いのが12世紀から15世紀のゴシックだそうです。垂直性が高い建築で、尖塔、尖塔アーチ、バラ窓、入り組んだボールト天井が特徴だそうです。代表例にノートルダム大聖堂(パリ?)などとなっています。
次が15~16世紀のルネサンス様式で、古代ギリシャ、ローマ様式が手本になっているそうです。ドーム型屋根、列柱、ペディメントが特徴で、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂などが代表例だそうです。
最後に17~18世紀のバロック様式ですが、この様式は古典様式を受け継ぎながら、曲線の使用、過剰装飾が特徴だそうです。さらに、不規則、いびつなどと説明されていますが、ベルサイユ宮殿が代表例だそうです。
小生もヨーロッパが好きであちこちの教会などを見ていますが、様式の違いなど分かるはずがありません。