朝の散歩途中に、たまたま、道の真ん中に、松ぼっくりがひとつ、落ちていて、何故か、それが、「私を拾って下さい!」というように、こちらを、眺めて呼びかけているようである。確かに、辺りには、車に轢かれて、バラバラに壊れた松笠が、転がっていた。そこで、この気持ちを汲んで、これを持ち帰り、活用することにしてみた。階段の壁に掛けてあるリースが、いつしか、原型をとどめずに、松ぼっくりが、一つ、落ち、唐松の松笠が、一つ落ちと、徐々に、無残に、変わり果てた姿になってしまっていた。そこで、補修・再生してみることにした次第である。もみの木の枝払いの葉が、残っていたので、これを、ベースに差し込み、デザイン的に、バランス良いように、この拾ってきた松笠も、付けてみた。今回は、グルーガンでは無くて、茶色の柔らかいワイヤーで、目立たないように、結びつける方式をとってみた。冬の休みの余戯である。

