イーストマン・コダックが、米国で民事再生法を申請したそうである。新聞の記事によれば、デジタル化の対応に、適用できなかったそうであるが、何とも皮肉なことに、デジカメの開発には、フィルム・メーカーでありながら、最初に、成功した会社である。日本のコニカも、フィルムの生産を既に、中止しているが、富士などは、今や、化粧品のメーカーでもある。フィルムの劣化防止の技術を、人間の肌の劣化に、応用したのであろうか?それにしても、産業界の有為転変は、厳しいモノである。まさに、適者生存、Survival is the fittestである。環境というご時勢に、最も適応しなければ、生存出来ないのであろうか?平家ではないが、盛者必滅の理であろうか?日本の家電業界も、他山の石とか言ってはいられない状況でもある。今日は、他人のことでも、明日は、我が身であるかも知れない。確かに、アナログの旧い一眼レフを引っ張り出して使用してみると、フィルム代金、現像代金、プリント代金など、取り終えてからも、PCに取り込みが出来ないし、更には、加工もままならないし、失敗したときには、消すことも出来ない。デジカメの操作性に慣れていると、とても、不便である。草場の陰から、イーストマンが、きっと、嘆いていることであろう。サムスンやアップルの天下も、いつまで、続くのであろうか?