小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

水は、誰のものか?

2012年01月11日 | 社会戯評
安曇野の大王わさび農場へ、行ったとき、近くを流れる緑色の藻が、生えた川で、ラフティングが行われていたが、何とも、潤沢なきれいな水であった。もちろん、わさび農場では、又、ふんだんに、沢の水やアルプスの湧水を活用して、わさび菜を、栽培していた。私のところの水源は、人工池の女神湖を、基点にして、遠路はるばる、先人により、引いてこられたと謂われている。日本人は、水と平和は、タダだと思っていると言われてきたが、今や、詐欺手法にも、「水源ビジネス」が、登場する羽目にもなってきた。7割もが、農業用水に、主として、使用されているらしいが、子供の頃は、東京でも小河内ダムの渇水などで、湖底に沈んだ村が、出てきたりと、水不足も、結構、身近なものだった。資源としての水資源、エネルギーも、水も、今や、全て、貴重な資源と化しつつある。これが、現実なのであろう!タイの洪水被害を見ても、改めて、山林の保水力とか、水資源の重要性を、考えさせられる。水脈は、まさに、今や、「青い金」と呼ばれる金脈のようなものになってしまったのか?外国資本による山林の買い占めなど、改めて、考えさせられる。それにしても、近年、年間600万トンもの夥しい量の地下水が、減少しているとか、ミネラル・ウォーターに換算すると、1200兆円にも、達する額に相当するそうである。日本全国で換算すると、一体、幾らぐらいの地下水脈が、減少しているのだろうか?何とも、日本人は、幸せな民族であろうことか?エネルギー・水・平和、改めて、考えさせられるこの頃である。