造り手の意識がワインの様相に大きくかかわるのはナチュールならではのことで、とくにも『ヴァン・ド・フランス』とくれば、決め事はほぼ無いのでなおさらだ。
このワインはソーミュール、シノンやブルグイユなどの、赤はカベルネ・フランで有名な地域の近郊で造られている。
しかしながらワイナリーの当主ローラン・ルブレ氏が、こともあろうにこのフラン特有ののピーマン香が苦手とのことなのだ。
で、当主氏が苦心して考えたことはマセラシオン・カルボニック法とオリを舞うのを抑える特別な木材スノコつき上げ底タンクによって成される独特の醸造法。
もちろん、栽培はビオロジックで行ない、発酵、醸造においてはSO2無添加、ノンフィルター、化学物質は頼りにしないというナチュールのながれとのことだ。
飲んでみて思うのは、僅かにカベルネのニュアンスは感じえるものの、むしろピュアな果実香と花や蜜っぽい香気が前面に現われ、ピーマンなぞ何処の世界に?という塩梅だ。
果実はアセロラやクランベリーに草原の輝き、そしてハーブと白胡椒のニュアンスが少しだけ。
そして味わいには流麗な酸味を感じつつ、タンニンの骨組みはカベルネ系のそれではなく、むしろピノを髣髴とさせる。
じゃあ余韻は少ないのかと思われがちだが、飲み込んでゆくと実はユルユルの中にジュワッとしたエキスがその存在感を現わし、飲み手の笑顔を誘うのだ♪
このワインこそ、造り手の意識がアラレモナク開陳された、ナチュールならではのワインと言わざるを得ない。
もちろん、このワインも『グラスト』さんでご相伴にあずかった。
このワインはソーミュール、シノンやブルグイユなどの、赤はカベルネ・フランで有名な地域の近郊で造られている。
しかしながらワイナリーの当主ローラン・ルブレ氏が、こともあろうにこのフラン特有ののピーマン香が苦手とのことなのだ。
で、当主氏が苦心して考えたことはマセラシオン・カルボニック法とオリを舞うのを抑える特別な木材スノコつき上げ底タンクによって成される独特の醸造法。
もちろん、栽培はビオロジックで行ない、発酵、醸造においてはSO2無添加、ノンフィルター、化学物質は頼りにしないというナチュールのながれとのことだ。
飲んでみて思うのは、僅かにカベルネのニュアンスは感じえるものの、むしろピュアな果実香と花や蜜っぽい香気が前面に現われ、ピーマンなぞ何処の世界に?という塩梅だ。
果実はアセロラやクランベリーに草原の輝き、そしてハーブと白胡椒のニュアンスが少しだけ。
そして味わいには流麗な酸味を感じつつ、タンニンの骨組みはカベルネ系のそれではなく、むしろピノを髣髴とさせる。
じゃあ余韻は少ないのかと思われがちだが、飲み込んでゆくと実はユルユルの中にジュワッとしたエキスがその存在感を現わし、飲み手の笑顔を誘うのだ♪
このワインこそ、造り手の意識がアラレモナク開陳された、ナチュールならではのワインと言わざるを得ない。
もちろん、このワインも『グラスト』さんでご相伴にあずかった。
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