瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

復食まで

2005年09月11日 | 瞑想日記
◆復食まで
朝7時から40分ほど瞑想。悪くはないが、断食をしていないときと比べ、とくによかったとも思えない。明日の月曜は、朝少し早く起きて瞑想してみようか。朝の体重は57.0キロ。体脂肪率は15であった。

そのあと少し瞑想合宿のレポートを書く。最近、続きがなかなか書けなかったのは、やはり身内のことに触れなければならず、あまり気が乗らなかったことにも一因がある。しかし、この辺に触れないと最後の重要なところにつながらない。

そのあと11時ごろまで掃除。11時から11時40分までまた土手を歩く。途中10分ほど走る。昨日より少し距離を長くした。雲ってはいたが汗びっしょりになった。歩いたり走ったりしている間サティを心がけるが、思考が続いてしまうことも多い。

新しいことでは、歩きながらも「ゆる体操」をしっかり取り入れた。歩きながらのゆる体操も、慣れてくるとかなり自由にできそうだと感じる。8月の中旬に『「ゆる」身体・脳革命』高岡英夫(講談社、2005年)を読んで以来、「寝ゆる」を中心に毎日続けている。誰でも楽にできて継続できるのがよい。しかも、継続してやれば直感的にこれは体によいと分かる。この本は妻にも読むように勧めたが、私よりも妻の方がこっているようだ。この本のレビューはエポケー(8月7日より)を参照のこと。

歩行瞑想から帰ってシャワーを浴び、12時過ぎより復食。今日はごはんの残りがなかったので具の多いスープと味噌汁。この後の食べすぎに要注意だ。

それにしても、断食明けの復食までは、まったく空腹感もなく、疲労感もないのが不思議だ。走った後はさすがに足が重くなるが、これは日ごろの運動不足のせいだろう。

◆断食の本
昨晩、『断食とこころ』森下温美(新風舎、2004年)という70ページほどの薄い本を読んだ。自費出版された本のようだ。題名とコピーから買ったのだが、一冊の本とするには掘り下げが足りない。ただ、著者が断食の習慣を持つようになって(おそらく週末断食)、薄皮をはぐように意識がかわってゆき、3年を経過したころには、急にいろんなことが見え出したということには興味をもった。目からうろこが落ちるような体験だったという。この本から久保田展弘『週末断食―空腹から見えてくる「空」の思想』というのを知った。やはり断食が精神に及ぼす影響を書いているらしい。さっそく注文した。
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瞑想合宿レポート9

2005年09月11日 | 瞑想合宿レポート
◆乖離の危機感
瞑想修行と家族という問題は、最初はそれほど大きな問題とも、深い問題とも思っていなかった。喫茶室で思考モードになってしまったときに、少し気になっていることが出てきたのだろうぐらいの認識だった。ところが7日目の朝、またまたこの問題が浮上してきた。エネルギー切れになってしまいどうしても最後まで眠気が取れなかった、あの朝食後の時間帯だ。

前日(6日目)の夕方から夜の瞑想は、脳のバイブレーションも静かに深まり、サティもクリアに連続していた。7日目の朝も悪くはなかった。しかし、朝食を食べ終わって40分もすると眠気が来た。すぐに歩行瞑想に切り替えた。それで眠気は何とか消えたが、しきりに妄想が湧いた。妻との関係が中心だった。

前回、正月の合宿から帰宅したとき、妻は不満そうな態度を示した。暮れの忙しいときに仕事を残して家を空けたことへの不満だった。私は、正月の合宿での自分の体験を語りたいという思いで帰宅したのだが、妻の態度にその気持ちも萎えた。妻の不満の表出は、二言三言の言葉のやりとりで終わり、あとは普通の生活に戻ったのだが、私のなかではこの件が意外と響いていた。

今回は夏の合宿でもあり、合宿参加がとくに不都合を生むわけでもなかった。私が合宿に参加している間のいくつかの案件は、妻とも充分に調整し合っての参加だった。にもかかわらず私のなかには不安があった。妻は、私の瞑想修行にとくに強い関心もなく、積極的に理解しようとする姿勢もなかった。一方で私は、この方向に突き進んでいく自分を感じていた。一日断食を始めたことは、その傾向をさらに加速していた。合宿に入ってしまえば瞑想に専心していくので、自分が独り突き進んでいる感じはますます強まる。そんななかで、生き方や価値観の上での妻との乖離が強く感じられてしまったようだ。

現実の生活に戻ってしまえば、ときたまの夫婦喧嘩はあっても、とくに仲が悪いわけでも、まして危機的な状況にあるわけでもない。夫婦間の会話も、精神世界とか瞑想修行の話題以外では、比較的多いほうだと思う。しかし、瞑想修行に関しては私はますますディープな方向に向かっていた。妻は妻で、自立的な女性であり、仕事の面でも活躍し、充実していた。合宿のなかで私は、自分がこのまま進んで行ったときの潜在的な危機をかなり増幅して感じ取っていたのかもしれない。
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