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日常生活の中で思ったこと、感じたことを気の向くままに書き綴っています。

論語算盤説

2005-03-06 15:37:00 | 日記
1日に、コースの代表で卒業証書を授与される娘の卒業式に出席した。校長先生の卒業生に贈る言葉が、とても印象に残った。明治初期に活躍した渋沢栄一と岩崎弥太郎を例にあげて、倫理観を説明された。公共財を残した渋沢栄一、私財を残した三菱の岩崎弥太郎。今日、経済界で私利私欲に走った色々な不祥事が取りざたされているが、渋沢栄一の偉大さは、時代を経てますます輝きを放っている。なぜ、商人は士農工商の最下位に位置付けられたのか。商人は算盤(儲けること)だけを考えるのでなく、論語を学び社会的な地位向上につとめなければならないと、商人のために一橋大、共立女子大など数多くの教育施設をつくった先見性はすばらしい、ぜひ渋沢栄一のような人間になって欲しいというのが贈る言葉の主旨であった。