GHQ焚書図書開封 第94回
-日本の不運 もてる国英米と弱い国支那-
「ドイツはアジアをかく見る」ペリーがその部下を引き連れて日本にやってきた時、日本人がペリーや黒船に抵抗しないので、ペリーが帝王のごとく威張りまわったが、日本人は支那人のように無力な憎悪や嫉妬心を抱かず、冷静に熟慮することに努めた。
島国日本人は数百年に亘ってその内面的精神力を維持していた。
外部の一切の出来事に接することがなかった国民は、いよいよ決断の時が来たとき、精神的に新鮮(初心)だった。
受動的に西洋の搾取対象となるか、それとも後見をはねのけるか、いずれか決定しなければならない時、進歩派は迷わず後者を選んだ。
英米の金融資本の侵略に対して愚かな対応をした支那。英米に依存し、後見人になってもらうことが搾取されることにつながることを知っていた日本。
日本は西洋化に当たり、日本の伝統を踏まえた憲法の作成と西洋の生産方法、社会立法、商業方法の長所を取り入れた。
武士階級のすぐれた特性。
武士階級が私欲と階級的利害損得を捨て、国家の要請を優先させたことが西洋からの脅威に対抗できる体制づくりに寄与した。
日本はマルクス主義の革命とは違ったやり方で近代化を成し遂げた。
欧米諸国から第一次世界大戦に参戦を要請された日本は、オーストラリア、地中海においてドイツ潜水艦からの攻撃を防ぐなど成果を上げたが、獲物の処分の段階になると、日本とイタリヤの報酬分は英米仏に横取りされてしまった。
過剰の人口を抱えた日本は防衛上の小さな拠点の確保(経済貿易圏)以外は望んでいなかった。(時の首相は平沼騏一郎)
支那は英米に従うことには従順だが、東夷と言って軽蔑していた日本に従うのは嫌だといったゆがんだ精神をもっている民族。
誠実さ、論理的、正義で支那に対応しても駄目だということがわからなかった日本。
日本人は海外移住を好まない。
日本人は、世界中で日本が一番美しい国、一番楽しい国であることを知っている。
東半球において、日本人は、最も祖国を愛する国民である。
満州の建国の目的は、①ロシアの駆逐②原料の確保③支那大陸の南への進出の跳躍台であった。
弱い支那を守りながら、支那を抑えなければならない立場だった日本。
それに対して、支那は謙虚でなく、ただひたすら日本を憎む構造であった。これが、日本の困難と苦しさであった。
参考文献:「ドイツはアジアをかく見る」ウェルネル・A・ローエ
-日本の不運 もてる国英米と弱い国支那-
「ドイツはアジアをかく見る」ペリーがその部下を引き連れて日本にやってきた時、日本人がペリーや黒船に抵抗しないので、ペリーが帝王のごとく威張りまわったが、日本人は支那人のように無力な憎悪や嫉妬心を抱かず、冷静に熟慮することに努めた。
島国日本人は数百年に亘ってその内面的精神力を維持していた。
外部の一切の出来事に接することがなかった国民は、いよいよ決断の時が来たとき、精神的に新鮮(初心)だった。
受動的に西洋の搾取対象となるか、それとも後見をはねのけるか、いずれか決定しなければならない時、進歩派は迷わず後者を選んだ。
英米の金融資本の侵略に対して愚かな対応をした支那。英米に依存し、後見人になってもらうことが搾取されることにつながることを知っていた日本。
日本は西洋化に当たり、日本の伝統を踏まえた憲法の作成と西洋の生産方法、社会立法、商業方法の長所を取り入れた。
武士階級のすぐれた特性。
武士階級が私欲と階級的利害損得を捨て、国家の要請を優先させたことが西洋からの脅威に対抗できる体制づくりに寄与した。
日本はマルクス主義の革命とは違ったやり方で近代化を成し遂げた。
欧米諸国から第一次世界大戦に参戦を要請された日本は、オーストラリア、地中海においてドイツ潜水艦からの攻撃を防ぐなど成果を上げたが、獲物の処分の段階になると、日本とイタリヤの報酬分は英米仏に横取りされてしまった。
過剰の人口を抱えた日本は防衛上の小さな拠点の確保(経済貿易圏)以外は望んでいなかった。(時の首相は平沼騏一郎)
支那は英米に従うことには従順だが、東夷と言って軽蔑していた日本に従うのは嫌だといったゆがんだ精神をもっている民族。
誠実さ、論理的、正義で支那に対応しても駄目だということがわからなかった日本。
日本人は海外移住を好まない。
日本人は、世界中で日本が一番美しい国、一番楽しい国であることを知っている。
東半球において、日本人は、最も祖国を愛する国民である。
満州の建国の目的は、①ロシアの駆逐②原料の確保③支那大陸の南への進出の跳躍台であった。
弱い支那を守りながら、支那を抑えなければならない立場だった日本。
それに対して、支那は謙虚でなく、ただひたすら日本を憎む構造であった。これが、日本の困難と苦しさであった。
参考文献:「ドイツはアジアをかく見る」ウェルネル・A・ローエ