大坂なおみ モデル風メークで大変身 一夜明け「まだ信じられない」
試合では、ノーメークの大坂だが、この日のインタビューでは髪を下ろし、眉毛、アイラインや濃いブラウン系のアイシャドーにマスカラもばっちりのアイメーク、チークもしっかりと入れ、スーパーモデルのような大人っぽい雰囲気で登場。スタジオの女性出演者からは「雰囲気違う」と声があがり、大越健介キャスターも「ほんとだ」と驚きの声をあげた。
優勝後のお祝いご飯を聞かれると、少し考えて「寿司」と返答。全米オープン中はずっと朝食にサーモンベーグルを食べ続けていたが、「今朝はベーグル?」との質問に「きょうは食べなかった」と明かし、優勝から1日たった心境を「今はまだ、信じられない」と語った。
幼いころから憧れていたセリーナ・ウィリアムズとの決勝で、最後の1ポイントが決まった瞬間の気持ちを聞かれ、「ちょっとさびしい…アンド…ちょっとうれしい」と振り返った。
インタビューでは極力日本語で答えようとしていたが、途中からは英語に。決勝について「良い試合だった。学んだことが多かった」「(優勝は)楽しんだ結果だと思います」と話し、自身の成長については「メンタルがとても良くなった」と精神面の成長を挙げた。
大坂なおみ歴史的勝利「アイ・ラブ・エブリバディ」大阪生まれ、実は札幌市民
「テニス・全米オープン」(6日、ニューヨーク)
女子シングルス準決勝が6日(日本時間7日)、米国ニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアムで開催され、世界ランキング19位の大坂なおみ(20)=日清食品=が、6-2、6-4で同14位のマディソン・キーズ(23)=米国=にストレート勝ち。日本女子史上初の四大大会決勝進出を決めた。準決勝第1試合でアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に6-3、6-0で圧勝したセリーナ・ウィリアムズ(米国)と決勝で対戦する。
日本女子初の快挙を達成した大坂は勝利後のコート上でのインタビューで「ママ、やったよ。アイラブユー。サンキュー」とスタンドで涙を浮かべる母・環さんに喜びを伝えた。続いて決勝で対戦するS・ウィリアムズやファンにも「アイ・ラブ・エブリバディ」と笑顔で感謝を伝えた。
ハイチ系米国人の父と日本人の母の間に大阪で生まれ、3歳で米国ニューヨークに移住。日米の二重国籍ながら、テニス選手としての国籍は日本を選択してプレーしている。母方の祖父は北海道在住で、大坂の日本の住民票は札幌市にある。6日に発生した胆振地方を震源とする地震の被害が深刻な北海道。“札幌市民”の大坂が遠くニューヨークから勇気のわく大きなパワーを届けた。