写真は、サハリン州 アレキサンドロフスカサハリンスキー市の1890年当時の犬そり業者のものです。
同市には、当時犬そりの6業者が、郵便物・軽荷役・人員輸送に携わっていました。
広大なロシア「シベリア」の移動は、冬季間が主力であり結氷した河川・雪原の平野・雪の森林帯 を犬そりは、駆け巡っていたのです。
サハリンからモスクワへの移動も可能でした。
結氷した間宮海峡を渡り ハバロフスク市 チタ市 イルクーツク市 カンスク市 クナスノヤルスク市 アチンスク市 トムスク市 結氷のオビ河を渡る オムスク市 チュメニ市 エカテリンブルグ市 ベルミ市 カマ川を渡る カザン市 ヤロスラヴリ市 モスクワ市 (都市名は一部旧名) 約2~3ヶ月の旅でした。
馬は燕麦などに頼りましたが、犬は雑食性であり移動中でも問題なく過ごせたのです。
各都市には、犬・馬の運行企業「個人」も存在して都市間の運行に寄与していました。
樺太犬=東シベリアライカ犬・サハリンスカヤドック
サハリンマン