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佐賀新聞の世論調査によると、玄海原発の再稼動を、佐賀県民の半数以上が賛成しているそうです。賛成51%反対45%。
佐賀県で、原発再稼動は、知事選挙のテーマになっていないことが、問題なのですとお伝えしていましたが、これは結局、多数派が明確に原発再稼動にたなびく感覚が、佐賀県民には強いという事です。
たしかに、原発立地というのは、多くの反対者が出た自治体のあたりに置かれることはなくて、楽に受け入れるような土地柄のところにおかれます。
まさにこういう状態を示唆している世論調査結果ですが、その立地する市町村にとどまらず、県民全体でもそういう世論がおきているということです。
残念ながら、原発反対を強く思う人の方が多数を占める滋賀県などとは大違いです。
こうしたリアルを見せ付けられると、原発反対を明確にしている立候補者が、如何に人格が高潔そうな方でも、この佐賀県で果たして勝ち目があるのだろうかと思ってしまいます。
原発反対者がかなり多い滋賀県知事選挙とは、状況が違いすぎます。あの再現という形は成立しないでしょう(多数が反対する滋賀は、自民候補でさえ、再稼動賛成を公に口にしませんでした)。
こういうときには結局、最後の最後は、より悪くないほうがどっちなんだという選択しかないような気がしています。
望ましいものが選択できずに、まだしも、マシなほうを選ぶしかない。
被曝問題で、結局、僕個人が伺えていない県は、青森と佐賀のみです。この二つの県ともに、放射能に関する施設を国から電力会社から押し付けられて、結局は受け入れてしまった地域です。そういうところは、被曝なリアル話を話しても。最初から何もかもは無理かもしれません。だから、そうしたリアルに直面したがらない人々は、被曝問題からは完全には離れようともしていると思います。
原発再稼動は、被曝問題を抜きにしては、大きな動きに繋がり難いです。
こうした状況下で、すこしでもましな選択を県民ができるのか、そこだけが注目されるポイントだと思います。
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この佐賀県知事選挙には間に合いませんが、一人でも多くの佐賀県民の参加を期待します。
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去年の年末迄に、日本テレビは正式に退社いたしました。
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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~
#50 再処理工場の嘘(その 1)
いわゆる使用済み燃料からの再処理は、核廃棄物からより多くの核廃棄物を作り出す。
再処理工場――これはリサイクルステーションのようにも聞こえる。しかし実際は、使用済
み燃料のうちの約 1%だけが新しい燃料に取り入れられる――それはプルトニウムだ。すべ
てを考慮すると再処理後には、処理前よりも多くの核廃棄物が発生する。それゆえフランス
では再処理工場のことを率直に「usine plutonium」、プルトニウム工場と呼んでいる。
さらに再処理工場は、世界最大規模の放射性物質の拡散装置でもある。(再処理工場か
らのプルトニウムを混ぜた)いわゆる MOX 燃料は、製造、輸送、そして原発での使用時に
おいて、天然ウランからの燃料よりはるかに危険である。同時に「プルトニウム工場」は、原
子爆弾のための原料を供給している。