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木下黄太メールマガジン [増刊 2015/1/20]
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【 日本人殺害予告、安倍総理中東歴訪が契機、イスラム国が2億ドル要求から見えてくる第二世代「ネオ・アルカイダ」のターゲット 】
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あす金曜日にも、この問題に関していろいろと展開していますが、メルマガでさらに記事を配信するつもりです。
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東京電力経営陣に関して業務上過失致死傷で、起訴しなかった検察当局。
これに対して第五検察審査会が起訴すべきという見解を出していました。
このため東京地検は一応は再捜査をしています。
しかしながら、これまで、起訴相当と検察審査会に言われた場合に、前回の捜査結果を覆して検察が起訴することは実は少ないです。
そして今回も予想どおりに不起訴です。
この規模の津波が発生し、浸水によってあの規模の原発事故が想定できない為、起訴することはないと改めて東京地検は発表しています。
これで検察審査会に話は戻り、強制起訴するかどうかという話となります。
こういう最低限のことも、日本は刑事責任をきちんと問えない国家であることを再認識してください。
福島第一原発事故に関しての健康管理パブコメについて、「放射能防御プロジェクト」の提出した見解です。簡便にまとめているだけですが、ご確認ください。
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提出意見 意見
2(1) 放射性ヨウ素以外の内部被曝の実測値として、短時間で数値が的確に出ないホールボディカウンターでは意味がありません。下限値が300Bq/bodyを超えるものでは、機械誤差なども含めて意味がありません。
推計値として食事中のセシウムのみを対象として他の核種を考慮しないことは、ストロンチウムが海中にセシウムよりも圧倒的に多く出ている現況から考えると、不十分であると思います。
(2)
専門家会議の見解として「国際機関の評価と同様、今般の原発事
故による放射線被ばく線量に鑑みて、福島県及び福島近隣県においてがんの罹患率に統計的有意差をもって変化が検出できる可能性は低いと考える。また、放射線被ばくにより遺伝性影響の増加が識別されるとは予想されないと判断する。さらに、今般の事故による住民の被ばく線量に鑑みると、不妊、胎児への影響のほか、心血管疾患、白内障を含む確定的影響(組織反応)が今後増加することも予想されない。こうした評価は、WHO 報告書や UNSCEAR2013 年報告書での評価と同様である。」ということを前提にされていますが、これがそもそもおかしいです。
ウクライナでも現場の医師たちは、心疾患や血液疾患の増加を伝えているのに、その情報に関して国際機関が対応しない状態が恒常化しました。
旧ソ連と西側の溝のみならず、国際的に放射能による健康被害を過小評価する状態は続いています。WHOが放射能に関しての健康問題について、他の国際機関に配慮して十分に立ち入らないことは、旧知の話です。UNSCEARがその組織的立場から、健康被害を容認しないのは、自明の話です。こうした恣意的な一部国際機関のレポートをベースにして、日本国政府が健康被害が起きないという情報を確定化させようとすることこそ、国家的犯罪であると思います。
ウクライナやベラルーシの医師、研究者などが報告している内容(例:旧ソ連の数多くの論文から情報をまとめた『チェルノブイリ被害の全貌』やウクライナ軍事医学研究所副所長の著作『チェルノブイリの長い影』、バンダジェフスキー博士のセシウムが心筋に与える影響に関しての一連の研究など)と、こうした政府対処に関する論拠は、180度立場が異なります。
現地報告をないがしろにすべきではありませんし、事故後まる4年も経過していない中で、こうした「安全論」に誘導する政府姿勢はおかしいと表明しておきます。
また、 近隣6県では範囲が狭すぎます。
放出の範囲、我々の団体の土壌調査では、関東全域、山梨や新潟の山間部、長野県の東信・北信エリア、静岡県東部なども含めて観察する必要があります。
遠隔地でもこれらの地域には数百Bq/kgを超える土壌汚染があり、チェルノブイリの過去状況から健康被害が発生しても、何一つおかしくありません。
レセプト病名や特定健診保健指導をデータベースとして利用すると、その対象とならない様々な愁訴や、疾病の重症度、難治性等についての考慮が全くできません
がん患者数のみでない、住民の不健康な状況が起きているのかどうかを確認する為には、新しい「仕組み」が是非必要です
(3) チェルノブイリ事故後小児の甲状腺がんの増加に引き続き、成人のがんも増加したと言われています
今からでも成人の甲状腺検査も同様に行うべきです
地域は福島県に限らず、先ほど伝えている土壌汚染が一定レベル以上ある地域全域で行うべきです。
24年度県民健康管理調査では、白血球減少、好中球減少、リンパ球減少、の指摘がありました。
こうした状況は、首都圏でもおきている認識を私たちの団体は持っております。
血液疾患はチェルノブイリでも、特に優位に目立つ事例とウクライナの医師たちは話しています。重大な血液疾患の増加を知るのに有用な血液検査の拡充と、その結果の公開もお願いします
(4) 現状の健康相談やリスクコミュニケーションの対応に全く納得していない人が多数です。
広い範囲、頻度での健康調査が必要です。地域のニーズは「安全・安心」を主張する「リスクコミュニケーション事業」の充実ではなく「正確な情報公開」にあることを認識すべきです。
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日曜日は、熊本と福岡で開催します。予約の有無で参加費が違いますので、予約してください。
【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】
9:30開場 9:45開演
市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室
熊本市中央区桜町1番3号
詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/
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【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/
開場14:00/開演14:30 福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8
地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分
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健康症状を中心としたご報告や何かのご相談もまずはメールでお知らせ下さい。まともなお話には、電話や通話アプリなどで、直接お話いたします。
また、僕は、去年の年末迄に日本テレビを正式に退社いたしました。
出演、制作、寄稿、出講、ビジネスベースのお話、政治的な活動など、僕に関心があって何かやりたい方がいましたら、まずメールでご連絡下さい。きちんとしたお話なら、これも、お電話やお会いして対応いたします。
連絡先⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~
#69 気候保護
原子力は気候を救わない。
原子力は世界エネルギー需要の僅か 2%しか賄っていない。そのようなニッチの技術で
気候を救うことはできない。
その反対である――原子力は再生可能エネルギーの拡大を阻止し、エネルギー供給の転
換を妨げ、エネルギー浪費を促進し、我われが将来の持続可能なエネルギー供給システ
ムのために必要とする資本を奪う。