「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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佐賀県知事選は原発再稼動容認候補同士の戦い、ガレキ受入推進自民候補が落選、県民は最悪選択だけは回避。

2015-01-11 23:33:33 | 福島第一原発と放射能

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この話、ほっとはしています。

玄海原発を再稼動させることを、地元紙の調査で半分以上が賛成してしまう佐賀県。

そして、この佐賀県知事選挙で、有力候補とされた2人とも、再稼動容認です。

消極的選択しかない選挙、投票率もダウンしました。

地元農協や、地元の保守勢力の一部、民主が応援した山口氏。

自民・安倍政権中枢の菅官房長官が後ろ盾、樋渡氏。

この闘いでした。

ガレキ受入推進を強固に主張した、再稼動容認で、安倍政権と近い、自民の樋渡氏が勝つか、

地元保守勢力と民主が推した、官僚で、再稼動は容認の山口氏勝つのか。

本当に消極的選択しかありません。

マスコミ的事前の予想の殆どは、樋渡氏の勝利を指していました。けれども。

【開票結果】

 

山口 祥義
182,795 票
得票率 49.9%

 


樋渡 啓祐
143,720 票
得票率 39.2%

 

より酷くないほうが、この再稼動を容認する県民が多い佐賀県でも勝てば、幾分かはマシと僕は思います。

地元の記者とも話しましたが

1.佐賀県最大勢力のJAを敵に回したミス(佐賀のJAトップは全国トップも狙える有力者)。

2.佐賀県他地域での知名度の低さ(武雄市は佐賀県では有力な自治体でもなく、長崎に近い場所)。

3.マスコミなどまで操ろうとする本人の性格の悪さを嫌う人が多し。

こうした事情も重なって、自民・公明という磐石な筈の選挙体制に大きな穴が開いたようです。

僕は去年年末にこういう内容の記事を掲載していましたが、本当にその記事で伝えたかった意味どおりの選挙結果になってはいます。ここでも、首の皮一枚つながっている気がしています。

玄海原発再稼動が真の争点とならない佐賀県知事選は今日25日告示、最有力はガレキ受入推進の元武雄市長。

「武雄市長としてガレキ受け入れを九州で確信犯的に行おうとした人物であることだけは、過去記事を確認していただければ、はっきりとわかると思います。

放射性物質を含んだガレキ受入に、自ら積極的に動いた首長は、西日本ではごく少数です。 

積極的に選択するものが乏しい中で、それぞれの、こうした過去の政策決断をみなさんが確認することだけは、肝要であると僕は考えます。」

被曝回避を主張している僕としては、西日本で、ガレキ受入を妄信しようとした数少ない首長である樋渡氏が知事となるのは最悪の選択と考えていました。それだけは佐賀県民が回避して、まだ、ほっとしています。

佐賀県民の多数派に最低限の良識はあったということです。


全体状況としては、こうした選挙結果で、今の自民・安倍政権に対するマイナスは強まりましたし、菅官房長官ら官邸サイドが、勝てる選挙も落としてしまう能力しかないことも、露呈した結果となっています。

こうしたことは、原発再稼動停止や被曝回避に、結局は大きな意味で、プラスとなると思います。

このような政治的結果が出ている九州、佐賀の横にある福岡、そして熊本で再来週に連続講演を行います。

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未年の皮切りとなる講演、それが熊本。 

【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】  

9:30開場 9:45開演   

場所/市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室 

熊本市中央区桜町1番3号  

熊本交通センター(バスターミナル)から徒歩2分、もしくは市電の花畑町電停から徒歩すぐ。

詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/

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福岡でも、同日連続開催!

【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】  

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/

 開場14:00/開演14:30   福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 

 地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分

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なんだかボロボロな状況、だっげらいよんはこちらでも⇒⇒⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie

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また、僕は、去年の年末迄に日本テレビを正式に退社いたしました。

 

出演、制作、寄稿、出講、ビジネスベースのお話、政治的な活動など、僕に関心があって何かやりたい方がいましたら、まずメールでご連絡下さい。きちんとしたお話なら、これも、お電話やお会いして対応いたします。

 

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

#58 専門家の口封じ

ゴアレーベンを最終処分場にするためにドイツ政府は、地質学者たちの口を封じた。
かつて国を代表する最終処分場の専門家であったヘルムート・レーテマイヤー教授は
1983 年、数回にわたるボーリング調査で、氷期時代に生じた亀裂が走るゴアレーベンの岩
塩採掘跡の岩盤は「生物圏への汚染を永続して隔離する」ことはできない状態だという結
論に辿り着いた。彼と彼の同僚はそれゆえ、他の候補地のさらなる調査を推奨した。キリス
ト教民主同盟(CDU 党、保守大政党)と自由民主党(FDP 党)の連立政権政府はそれに異
議を唱え、圧力によって専門家鑑定を消し去った。今日に至るまで CDU 党と FDP 党、原
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