被曝回避というのは、根付いているところには根付いていて、根付かない人々には徹底して根付かないという二極化が進んでいます。
きのう紹介した甲南高校の相馬市への修学旅行などはその一方の例と思います。
実は関西では、大学でのめり込むケースは大変に多くあります。私大は特に。
さて、東京では回避側の意識も浸透している例を、僕は先日、身近なエリアであったはずの世田谷付近で、相次いで見つけました。
ひとつは鍋で調理している、下の写真。
昔から、近隣で知られている中華なのですが、僕は偶然に一度も入ったことはありません。
近所の老人に勧められて、一緒に入ったのですが、メニューに驚くべき記載を見つけました。
「出来る限り産地の判るもの特に昨今問題となっている放射能汚染対策も独自の検査を設けて安全、安心の配慮」
こういうことが普通に書かれています。
勿論、こうした記載ですべて大丈夫ではありません。しかし、そうした意識が明示されているだけマシです。しかも、このことを主張して店の売り物にする感覚もなく、世田谷の地元で根付いていて、それなりの味で提供することが、根幹です。
「放射能対策レストラン」と看板に掲げる如何わしさはないということです。
実は、自由が丘では、昔から或るかなり有名な喫茶店でも、冒頭に掲載した画像のように、こういう情報を出しています。
「生乳・卵・小麦粉などの原材料は全て放射能検査済みのものを使用しております。」
勿論、こうした店舗が、僕や貴女が求める基準を本当にクリアしているとは限りません。しかし、そうした意識があることが、店からお客には伝わるようにしていることが、ポイントと理解しています。
そうした放射能回避対策は当たり前のことで、そんな対策を宣伝しようとする感覚もありません。
これが、良くも悪くもこれが、世田谷クオリティなのだと思います。
大げさに言わなくとも、やることはやるスタンスを、東京、特に世田谷などでは、それなりのところはしているのに、それを認識しないレベルが、西であることは、本当にまずいし、或る意味ではセンスのなさを痛感するしかありません。
こうしたことは、メルマガでも更に触れたいと思います。
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