本日金曜夜【6/19「ラジウム・シティ」上映&木下トークIN京都】
18:15開場 18:45トーク 19時上映開始(19時以降入場不可。21時過ぎ終了予定)
ひと・まち交流館 京都 大会議室 (下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1)
下記のような御質問を頂きました。多分、このブログを読んでいる皆さんには、こうした質問は聞き覚えがある感覚とは思います。僕も、この4年3ヶ月の間に何回かは、記憶があります。夫が妻より被曝に関して懸念している状態の話です。
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はじめまして、関東に住んでいる男です。ブログを拝見させていただきました。
放射能汚染に対して気にしている人が私の周りには1人もいなく、自分だけが空回りで白い目で見られているため毎日悩んでおりました。お時間がありましたらどうかアドバイスをいただきたくメール差し上げた次第であります。
さっそくですが、私は結婚していて、子供もつくる予定です。
今まで放射性物質に対してはスーパーマーケットで購入をする時に産地を気をつける程度の事はしておりました。
ただ、この2年間ずっと体調が悪く半年間隔で精密検査をうけるなどしておりましたが検査結果は得られない状況でした。
(症状は、胃の不調、激しい回転性めまい、気管支炎、蓄膿症、ふらつき、言葉が出てこない、頭が働かない等今までなかった事がおきました。)
そこでふと放射能汚染について気になり調べてみたところ低線量被爆の症状と重複しているところが多々あり不安になり色々と調べてみました。
国では主にγ線の計測でα線などのより危険な放射線量は計測していない事。食べ物が全て計測済だと勘違いをしていた事。
チェルノブイリの30年弱の様子、何より内部被爆の怖さ
等々。
気にしないで大丈夫!という考えがふっとびました…この数年間、なんで無防備に過ごしてしまったのだろうと。
周りの人に放射能について聞いてもまったく反応がなく、福島にいる友人たちも何事もなかったかのように普通に過ごしております。
これからの子供のことも考えると、移住を考えました。
西日本にいけば関東にいるよりは安全な食物が手にはいるのではないか、少しでも体内に入る量が減るのではないか。
そう思い、家族に話しをしてみましたが、キチガイ扱いをされ大喧嘩で終わりました…。
食事についても放射能よりも栄養のバランスが大切、砂遊びや虫取りなど、子供にとって大事な事を優先するという考えのようです。
私は、今までの生活とこれからの生活はまったく切り替えて、新しい価値観で生活していかなければならないのではないかと考えています。
移住するにしろ、日々の生活にしろ周りを納得させるにはどうしたらよいでしょうか。
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これは、はっきり申しておきます。
夫が被曝問題を意識していて、妻が無理解の場合に、このハードルを越えられたケースはとても少ないです。
お辛いことに、この方の場合、複数の身体症状が出ています。
これらは、被曝関連の可能性もありますし、何の関係もない可能性もあります。
しかし、こういう症状が、おさまるかどうかをまずは、一週間程度、関東を離れて静養することが可能であれば、一度試すことはお奨めします。
その比較によって、状態が変化して改善したようであれば、関東にいる感覚はご本人は更に難しくなると思います。
こうした差異を伝えることは、手がかりとなる可能性はあります。
しかし、この妻を含めたまわりの無理解というハードルを越えられた男性を、僕は寡聞にして存じ上げません。
逆のケースは突破した場合は、いくらでもありますが、無理解な女性を覆す方法論は極めて厳しいです。
具体的にアドバイスできることも少しだけはありますので、こちらに更に連絡下さい。
しかし、困難の度合いが違います。もう4年過ぎていますし。
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