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【関東・汚染給食】ある小学校で最大234Bq/kgの放射能タケノコを子ども達に食べさせていた栃木・宇都宮市。

2016-05-12 00:00:23 | 福島第一原発と放射能

宇都宮市の小学校給食で基準値超えのセシウムタケノコが出されていました。メルマガでも詳しくお伝えします。

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放射能に関して頭の悪い人たちのリスク回避感覚がおかしくなっているから、はっきり書いておきます。

震災から、5年程度が経過しても、セシウム137は殆ど減りません。

セシウム134は半減期が二年だから減っていても、セシウム137は30年ほどの半減期。

5年間で大きな変化はありません。

さらに、ほかの核種は、その状態はわかりませんが、セシウムより半減期の長い放射性物質はいっぱいありますから、推して知るべしです。

要は、5年間が経過しても、食の放射能リスクは大きくは変化していないと考えなければなりません。

根源的なリスクは変わらずあるということです。

いいですか、汚染地にある関東や南東北では、そうした汚染物が食事の中に混ざってくる可能性は常に否定できないです。

あたりまえです。

さて、宇都宮市で、一昨日の5/10(火)におきていることです。

或る小学校で、最大でセシウム234Bq/kgのタケノコを子どもたちに食べさせていたということです。

どうしてこういう異変がおきているのか。

やはり、5年の経過とともに、意識の緩みということがおきている可能性は考えられます。

更に、こうしたタケノコを納入する業者の悪質さが、酷くなっていることも十二分に考えられます。

勿論、タケノコの移行係数は高いです、土中の養分を吸い取るものは、セシウムの吸収も多いです。

下記ブログ、福島タケノコのデータを見てもよく理解できると思います。

http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-2029.html

しかしながら、こうしたことに遭遇する確率は、汚染に近い場所、近接している場所では高くなります。

栃木県内は放射能汚染地ですし、県北には福島南部よりも酷い汚染が存在しているのも間違いありません。

こういう危険が身近に或るエリアで、簡単に防御意識が下がった状態がおきていることは、本当に憂慮すべき状況だろうと思います。

関東・給食の汚染リスクは大きいです。

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明明後日に開催する札幌講演でも、こうした食の汚染や給食に関しての注意事項も改めて話したいと思います。

【5/15(日)木下黄太講演会in札幌】   

 13:30開場 14:00~16:15  佐藤水産文化ホール3F (JR札幌駅南口すぐ)  

 申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/390798/

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