子供たちが小さかった頃から遠ざかっていた
アウトドアですが
昨年のバイク購入、山頂カフェ、以来再燃。
自宅バーベキューから バイクソロテント泊キャンプと
楽しんで参りました。
それはそれぞれ楽しく刺激的でもあるのですが
3年ほど前に家族で初めて訪れた 上高地の魅力に惹かれ
バイク、車で 近くのキャンプ場に泊まった時は
天気が良ければ バスに乗って プチ散策に出かけていました。
上高地は河童橋からの景色がすばらしく 有名なのですが
散策道も整備され、徒歩以外の人は 関係者以外無く
自然の中を歩けるのは すごくリラックスできます。
家族で訪れたときは、大正池から河童橋まで歩いただけだったのですが
上高地のガイドブックなどを見ているうちに
河童橋より上流の 明神池、奥穂高神社 氷壁の宿で有名な 徳沢
さらに奥の 横尾へと。
上高地にはキャンプ場もあります。
河童橋のすぐ奥には小梨平キャンプ場、徳沢キャンプ場、横尾キャンプ場
←徳沢キャンプ場 (HPより拝借)
どんどん好奇心は深まって
こんなところでキャンプしてみたいなぁ と思うようになりました。
しかし 上高地にはマイカー規制でバスかタクシーしか乗り入れることが出来ず
車やバイクで行くキャンプ道具一式を運搬するすべがありません。
どうしてもキャンプしたいなら ザックを担いで 持って行って キャンプするしかないんです。
(実はレンタルテントをはじめ 色々借りる事ができるので なんとかなるんですが・・)
う~ん でも キャンプしてみたい。
思いはくすぶり ザックを担いでいくなら もっと上までいけるんじゃないの?
上高地からは北アルプス南部の名だたる山々への登山道があります。
その中でも気になったのは 槍ヶ岳、穂高岳(奥穂、北穂、前穂、西穂等の総称らしい) です。
日本のみならず世界にも知れた 山です。
いろいろな意味で(景色や登るルートのバリエーション、それによっての危険度等々 理由はあるようです)
魅力ある山岳地帯なんですね。(山のことは全く詳しくなく 聞き(読み)かじりです)
調べてみると 岩稜帯 で 危険な岩場を登るようです。
年間何人もの方が滑落等の遭難で命を落としています。
こんなところ登れるんでしょうか???
かなりハードルが高そうです。
ここで私の悪い癖 『やってみたいことはやらないと気が済まない』
それでも残り少ない人生とは言え 命あってのものだね ですので大切にしないと。
6月には 地元で『穂高・涸沢 Movie&Talk Session」2016』なるものが開催されるので
どんなものなのか 知りたくて 見に行ってみたり。
徐々に気分は高まり
お盆には 奥穂高、北穂高の入り口 涸沢 まで 試しに歩いてみたりしました。
お盆の経験を元に なんとか
登れるんじゃないか?
足りない道具類買っちゃう??。
揃えて 行ってみましょう。
と言うことで ここからが 今回のブログ記事メイン です。(長いプロローグでした。)
9月10日、11日と 上高地経由 穂高山荘キャンプ場泊 奥穂高を目指して
色々準備します。
ただし 通常 奥穂高へは2泊3日 かかるのですが 前回涸沢まで5時間弱で
いけていますので 穂高山荘へ午後3時半くらいまでに 着けるのではと思い
1泊2日で 計画。登山計画書を出しました。
記事がだんだん長くなってきて面倒になってきたので端折ります。(汗)
今回新たに購入し揃えたものです。↑ ピンぼけ。
ザック モンベル トレッキングパック 55
ポール モンベル アルパインポール
テント(いつものテントがあるので買おうかどうか大変迷いました。)
モンベル ステラリッジ テント 2型
グランドシート モンベル グラウンドシート ドーム2型
登山靴 モンベル アルパインクルーザー 2000 Men's
登山靴メンテナンス剤 モンベル ヌバック&ファブリック WPスプレー
アウターウェアー モンベル ライトシェルジャケット Men's
給水バック キャメルバック アンチドートリザーバー2.0L
ヘルメット マムート ロックライダー
時計 カシオ PRW-6100Y-1FJ
なんだかんだと散財してしいました。
購入したものの他に 着替えや食料 コッヘル、バーナー、燃料、シュラフ、エアーマット
ダウンジャケット 他にもカメラや電池等々細々したものを ザックに入れて準備しました。
総重量 14.2kg
↑ 当然ですが 左何も背負っていない状態。(体重ばれた。) ザックを背負った状態。
9月10日(土)
午前3時起床。午前3時30分いざ出発。
午前5時45分に 上高地行きのバスに乗るための あかんだな駐車場に到着。
ここに車を置いて上高地に入ります。
午前6時のバスに乗れそう と思いバス停に行くと 思い違いで 5時50分発が
出た後で その後の6時20分発に のりました。
まぁ 当初の予定は 午前7時に上高地バスターミナルへ着けば 良いと思っていたので
予定通りです。
ここで ハプニング。
次のバス停 いつも利用する平湯バスターミナルで いつもゴルフで仲良くしている方と
偶然乗り合わせました。
奥様と旅行で 平湯温泉に前泊され 今朝は上高地散策 夕方から軽井沢へ移動されると言うことでした。
良いですねぇ。お天気も良くて最高です。
おしゃべりしてあっと今に上高地バスターミナルに到着。
早朝の上高地は人が少なくて気持ちが良いです。
明神館、徳沢園、横尾と順調に歩を進めます。
↑ 徳沢 ↑ 横尾
14kg以上の荷物を担いでも 前回と変わらないペースで歩いてきました。
さてさて ここから 途中本谷橋まで約1時間 は 登り時々急な登りのある 登山道。
←本谷橋 お盆の前回と違って人も少ないです。
本谷橋から涸沢まで1時間30分 まぁまぁの登りが連続して 足場もごつごつとした石の多い登山道に
入ります。
本谷橋までは前回ほぼ何も背負ってない(5kg程)と同じくらいの速度で
あっけないほど早く到着。
休憩をとってここからの登りに気合いを入れます。
心のどこかで ここまで 順調に来ているので 予定よりかなり早く 次の目的地涸沢まで行けて
ゆっくりお昼ご飯をいただけると思っていました。
ところがどっこい そうは問屋が卸してくれません。
30分ほど登ると 右足の付け根が痛くなってきて
右足のももを上げるのが辛くなってきました。
それでも なんとか歩を進め 時折景色の良いところで写真を撮ったりしていました。
それから 15分程 登り続けると 益々足は上がらなくなり
左足メインで体を持ち上げてきたので 左足が疲れてきてしまいました。
あと4~500m歩行距離で程登れば 昼食予定の 涸沢ヒュッテ まで 到着できるのですが
足が上がらなくなってしまいました。
すぐ目の前なのに 10分ほど休憩です。
(お盆の時に1度登っておかなければ この先どれくらいで 涸沢ヒュッテに到着できるか
分からず登り続けられるか めちゃくちゃ不安になったと思います。)
それでも何とか登りきり
涸沢ヒュッテで お昼ご飯です。
前回はラーメンでしたので 今回はカレー&生ビールです。
ここでビールが飲みたかったんだなぁ。 最高の気分です。
実はここでビールを飲むと言うことは 奥に見える 奥穂高岳に登ることは断念いたしております。
今回は体力不足を痛感。私にはまだ奥穂高は早い と言うことで
それでも標準コースタイム6時間45分6時間くらいの所 5時間で来ているのですが
ペースが速すぎたのか 涸沢から上の体力が残っていません。
涸沢で1泊 して 翌朝 戻ることに。
テントを張る場所は こんな石ころだらけの場所です。
さてテントを設営しようとするのですが
両ふとももがつって 動くことが出来なく なって1時間ほど その場で痛みと格闘してました。
やっとこさ 設営。
営幕代を支払って 許可証をぶら下げておきます。
足が痛くてあまり歩き回れないのですが 涸沢ヒュッテまで水を汲みにいったりして
景色をまったりと堪能。
暑くもなく寒くもなく ちょうど良い季候です。
午後3時頃の気温は22°cほど。
涸沢テント場から360°の景色
戻ってきた後は 少し早いのですが 夕食の準備です。
柿の種をつまみにビールを飲みながら準備です。
コールマンのバーナーを持って行ったのですが
冷えているときは こいつの着火がいつも上手く行かず
着火の為のライターを 持ってくる予定だったのを忘れてしまい ピンチを迎えましたが
緊急用にメタルマッチを持っていたので 事なきを得ました。
← webで拾った同じ物の画像です。
今晩のメニューは レトルトの中華丼 ご飯(無洗米を炊きます。) わさび茶漬け、しじみのみそ汁です。画像なし
夕食は午後6時過ぎには終えて 辺りも暗く 寒くなってきました。
そうは言ってもこの日は最低気温 10°C位でした。
あかりはヘッドランプしかありませんので 疲れもあって就寝することに。
午後9時前に1度目が覚め 星空を見ようと テントから顔を出しますが
雲の隙間からほんの少し星が見えるだけです。薄曇りの様です。残念。
午前4時に目覚ましをセットしましたが アラーム前に目が覚め アラームをリセット。(音が鳴るとうるさいですからね)
まだ外は暗いのですが すでに 起きている方多数です。
多くのテント内にあかりが灯っています。
私は今日は下山するだけですが 朝食の準備に取りかかります。
バーナーが1つなののと 山では ゴミを出さない。水は大切なので 食事の準備と片付けは
段取りが必要です。
朝食メニュー はご飯 さんまの味付け煮、鮭ふりかけ、あさりのみそ汁です。昨晩のメニューと作ル段取りは一緒です。
無洗米をかしている間 テント内の整理をしてました。
その後ご飯を炊きます。とぎ汁を出さないように今回は無洗米持参です。
ご飯も上手に炊けました。
炊けたら今度は お湯を沸かして さんまの味付けにのレトルトパックを温めます。
温めたら ごはんの上から かけるように 入れ混ぜ込んで食べました。
1合のご飯だと ご飯が多くあまり気味になるので さけのふりかけ をかけて残りのご飯をいただきます。
きれいにいただいたら レトルトパックを温めたお湯を沸かし直して
あさりのみそ汁を 同じ器でいただきます。
これでずいぶん器についたご飯がきれいに取れます。
みそ汁を飲んだ後は 少量の水を器に入れて ティッシュペーパーで拭き取り収納します。
朝ご飯をいただいた後は コーヒーが飲みたかったのですが
昨晩準備しようとしていたので 持ってきたと思っていたのですが
準備中に他事をして忘れてしまったようです。(アホ) とても残念です。
夜も明けきらい中から 穂高へ登る方も大勢いらっしゃいます。
画像は明るくなってからです。(暗いと写らないですから)
午前6時
仕方ないのであきらめてテント内の物を収納整理して外へ出し
テント片付けます。
片付けていると晴れ間が現れモルゲンロートを見ることができました。
こんな美しい景色を見ながら 下山準備です。なんと贅沢な時間でしょう。
準備完了して
午前6時45分頃 下山開始です。
帰りは疲労した足が心配だったのですが
なんとか 良いペースで降りられました。
下山開始から約4時間 午前10時45分 河童橋に到着。
朝は閑散としてましたが さすがにお昼前は人が多いですね。
前穂高もちょっと薄曇りで パッとしません。
お昼にはちょっと早く 河童橋かバスターミナルで早い昼食と思いましたが
なんだか人が多く 平湯で昼食を摂ることにしました。
午前11時 上高地バスターミナルを出発
午前11時45分
平湯大滝前の 『あんき屋』さん で昼食です。
選んだメニューは
『あんき屋特製飛騨牛鉄板焼』+生たまご 合計1,300円です。
一つずつ卓上コンロで調理で熱々がいただけます。
おいしかったぁ。 平湯キャンプ場でキャンプしたときにお天気が悪ければ
ここで夕食もGOODです。
食事の後はいよいよ帰路へつきます。
午後3時に帰宅。
お風呂を沸かしておいてもらうようにお願いしておきましたので
お風呂に入って 荷物を片付け 無事終了。
楽しい2日間でした。
この記事を書いている 月曜日も 階段を上る足は筋肉痛です。
いつか奥穂高に登れるんでしょうか?