前日の晩
自分で自分の車に引っかき傷をつけるという大失態から
心がブルーではありましたが
天気予報では 12月23日(土曜・天皇誕生日・大安)は天気がいい予報。
先週は野暮用で山に行く予定が行けなかったので 年内最後と思い
元気を振り絞って出かけることにいたしました。
今回の目的は 今シーズンから厳冬期登山用にと購入した
冬用登山靴 12本爪のアイゼンを履いて
☆長時間の歩行で足が痛くなったりしないか?
☆アイゼン取り付けて不具合なく歩けるか?(アイゼンが外れてしまうようなことは無いか)
☆アイゼンの爪をひっかけて躓いたりすることのないように訓練。
☆寒さに慣れる
午前3時前 起床
お湯を沸かして水筒に入れたり身支度をします。
午前3時15分 出発
我が家を出たところでも気温 -1.5℃ 寒くなるかなぁ。
中央道を東京方面へ走り
諏訪南インターを降りて すぐの
コンビニ(昨年BMWのお友達と蓼科湖キャンプの翌日八ヶ岳からの帰りに寄ったファミマです。)で
朝ご飯&登山中に食べる菓子パンを調達したり
走ること20分ほどで 登山口である 美濃戸口に到着。
車高の高い4DWならば さらにその奥の 美濃戸 赤岳山荘・やまのこ村まで
林道を約2.5㎞程を車で登っていけます。
徒歩だと1時間くらいかかるので その為の4WDSUV車なので 車で行きます。
車なら15分くらいだったかな?
雪はところどころにある程度でスリップするようなことはありませんが
ただ わだちが深く 乗用車の車高だと かんり気を付けないと車底部をすることになります。
↓ 行きの時間はまだ真っ暗で 帰りに撮った写真です。
この写真を撮った辺りのわだちは大したことありません。
もうちょと深いわだちのところは 前走車の 八王子ナンバー スバルXV が
何故か時々(たぶん わだちか何かで気を付けたかったのか)ほぼ止まる寸前まで速度落として
走行するので 追いついてしまって 路面が撮れなかったです。
この 八王子ナンバーの車 私が完全に追いついてしまうのに 広く譲れる場所があるにも
かかわらず 頻繁に止まる寸前まで速度を落として走っていきます。
行きは どうやってきたのでしょう?
自分の車の地上最低高と路面の関係をまったく把握できていないし
譲ることもできない 全く周りの見えない
ぼんくらドライバー でした。((+_+)))!)
こういう人は多分高速道路でも走行車線ががらがらの追い越し車線を
マイペースで走って 左から抜かれると 違反車(確かに違反ですが)という人でしょうね。(決めつけてます)
言っておきますが 追い越し車線を延々走り続けるのも違反ですからね。
あっ 帰りの話でぼやいてしまいましたが
行きは暗い凸凹の林道を恐る恐る走り
午前6時15分頃
美濃戸 赤岳山荘の駐車場に到着。駐車場代1000円支払います。 あと数十メートル手前の
やまのこ村の駐車場はタダ?未確認情報です。タダなら そっちの方がよかったなぁ。
駐車場は到着時6割ほど 登山開始の午前7時ころには8割程埋まっていました。
このとき外気温計は
外気温 -7.5℃
そんなに寒くないと思い 登山靴を履いたり 身支度するために外にしばらく出ていると
手がかじかんで凍えるほど寒かったです。
午前7時頃
身支度を整えて出発。
5分ほどで 美濃戸山荘を通過
↓ こんな雪景色の中歩きます。
↓ 1時間30分ほど 大した上り坂もなく アイスキャンディー(人口氷壁)で有名な赤岳鉱泉に到着。
この時の 寒暖計 -5.5℃程 風もなく寒くありません。
この辺りから 傾斜がきつければ チェーンスパイクからアイゼンに変えようかと
思っていましたが
まだアイゼンは必要ないと思って先へ進みます。
15分くらい歩くと 中山乗越展望台への分岐があり せっかくなので展望台の方へ寄り道します。
展望台まで5分ほどの登り。登ったは良いけど 全く眺望無し。
そそくさと降りて 行者小屋に向かいます。
冬靴が合わなくて足が痛ければ ここら辺りで退散しようと思って歩いてきましたが
若干 右足くるぶしが擦れて当たるような感じがしますが
痛いほどではないので ここで少し休憩して 次の自分の中でのチェックポイントである
地蔵の頭まで登ることにします。
↑ 天気予報は晴れだったのに 全く眺望なく テンションが上がりませんが
目的は 冬靴の慣らしとアイゼンの確認なので
↓ 朝コンビニで買った菓子パンと インスタントカフェオレで 朝食?中間食を摂ります。
カップにインスタントの粉を入れ お湯を入れ ??????。
かき回すものを持ってくるのを忘れました。( ;∀;)
眼鏡のつるの部分でかき回しました。 間抜けです。
あまりゆっくりしていると体が冷えてくるので
休憩もそこそこに
チェーンスパイクからアイゼンへ付け替え
↑ チェーンスパイク
↑ アイゼン 鋭い爪が怖いですが これで雪や氷に突き刺して急斜面を登ります。
履き替えと同時に ストックを収納して ピッケルを手に出発します。
↓ 行者小屋のテント場 今度はここで雪中キャンプをします。(山の上にはガスもかかってきた)
天気は良くないけれど 登ります。
地蔵尾根へ向かいます。
↑ 登っているうちに なんだか晴れてきました。茅野市から諏訪湖方面が明るく望めます。
↓ と思って元気が出てきたのだけれど 急斜面の連続で ちょっと怖いです。
帰りは ここを降りるのか??
登れても降りられないと帰れません。 しかし尾根の上 地蔵の頭まで なんと 登ってみましょう。
上の画像の様な梯子みたいな階段を3つ4つ登って とりあえず地蔵の頭まで登りました。 ↓
↓ ここからは八ヶ岳の最高峰赤岳が望めます。
ここで出会った登山者の方との会話で
『どちらまでですか』お互い聞きあいます。
私 『そこの赤岳展望荘で休憩して地蔵尾根を戻ろうかと思っています』
登 『赤岳展望荘なんてすぐそこですし そこから赤岳山頂なんて
今登られた 地蔵尾根よりずっと楽ですよ。
それに頂上から 文三郎尾根を降りられる方が傾斜が緩いですし』
そうなんだぁ と思い ちょっと予定より寄り道する分遅れそうだけど
お天気も回復して 八ヶ岳の尾根の上の気温も体感としては -10度くらい 風速も時折15m /Sほど吹きますが
ほぼ無風から10m/Sの間なので 赤岳頂上まで登ることにします。
赤岳展望荘までは地蔵の頭からは5分ほど。
ここで小休止と強風と滑落に備えて バラクバ、サングラス ヘルメット着用して登ります。
強風の為か 赤岳頂上までの道は ほとんど雪がありません。
アイゼンでは非常に登り難い斜面です。 風が強くなくて 良かったです。
40分ほどかけて 山頂到着です。
赤岳頂上から
ここから
文三郎尾根を下っていきます。
初めのうちは やっぱりあまり雪がありませんが
すぐに雪が多くなり 歩きやすくなりました。
景色を眺めながら下ります。
↓ 行者小屋へ戻ってきました。
朝とは違って 綺麗な青空が見られます。
本当ならば ここで カップラーメンでも作って食べたいところですが
箸を忘れた私は 半分凍ってしまった 菓子パンと 朝と同じインスタントカフェオレです。
帰りは 南沢を通って 美濃戸山荘-赤岳山荘の駐車場へ戻ります。
下ってくると八ヶ岳らしい 岩岩の林道。
とこ時 林道を流れた流水が凍結しております。
無事下山
駐車場に戻った 午後3時頃はかなり日も傾いて 車もまばらになっていました。
最終的には晴れて 赤岳登頂もできて
アイゼンや冬靴も問題なく使えて いい1日になりました。
ちなみに家に帰って靴底を見てみると
↑ チェーンスパイクと12本爪アイゼン
↓
アイゼンやチェーンスパイクをつけたうえ雪の上しか歩いていないので
靴底は全く痛んでしません。新品みたい。
2か月半ぶりに山登りしたので重さ10㎏ほどしか背負っていないし
日帰りなのに
太ももやふくらはぎが 2日経った月曜日の夜も筋肉痛がなおりません。
備忘録
着て行ったもの。(身に着けるもの)
上 速乾Tシャツ 長袖ヒートテック ハイネックシャツ(ゴルフ用) ダウンベスト
ソフトシェル(サムクライムジャケット)、ハードシェル(ドロワットパーカ)
下 タイツ ライトトレッキングパンツ(保温材なし)ライトアルパインパンツ(保温材なし)(替え靴下厚手)
そのほか
スパッツ、目だし帽(バラクバ)、ネックウォーマー、ニット帽、スキー手袋、毛糸手袋、耐寒用ゴム手袋
スノーチェーン、12本爪アイゼン、ヘルメット サングラス
装備品
ザック33L ストック、ピッケル、ワカン(かんじき)、ガス、バーナー コッヘル、カップ、
雪崩捜索用品(八ヶ岳には必要ないかも でも万が一の為持っていきました)
ゾンデ棒、スコップ、ビーコン
他には予備電池、ヘッドランプ+予備も ライター 救急用品
行動食(おかし)水筒
詳しいルート 行動時間はヤマレコに記載してます。
おしまい。