「快楽とは欲望が充たされること」という定義に対してソクラテスは驚くべき反論をする。「全身が痒くてボリボリ掻き毟っている状態より痒くない状態のほうが幸福ではないだろうか。欲望を充たすより欲望の無い状態のほうが幸福なのだ。」
痒いという不快な状態は無いほうが良いが皮膚感覚を失うという状態にはなりたくない。現在の些細な不快感から逃れるために死のうとは思わない。感じられない状態よりは感じ易い状態のほうが好ましい。
食欲は2種類に分類できる。沢山食べたい人は大食漢に、旨い物が食べたい人は美食家へと向かう。食べるという行為は同じでも全く別の欲求があることは間違いない。不満の解消という消極的な欲求ではなく、幸福の獲得という積極的な欲求を私は求める。
痒いという不快な状態は無いほうが良いが皮膚感覚を失うという状態にはなりたくない。現在の些細な不快感から逃れるために死のうとは思わない。感じられない状態よりは感じ易い状態のほうが好ましい。
食欲は2種類に分類できる。沢山食べたい人は大食漢に、旨い物が食べたい人は美食家へと向かう。食べるという行為は同じでも全く別の欲求があることは間違いない。不満の解消という消極的な欲求ではなく、幸福の獲得という積極的な欲求を私は求める。