人間の頭の重さは体重の約13%だそうだ。こんな重い物を体の一番上に乗っけていれば重くて仕方が無い筈だが、通常は頭の重さを感じない。むち打ち症などになって初めて頭の重さを実感する。
異常な状態になって初めて正常な感覚を獲得できるとは真に奇妙な話だ。
税の重さを多くの人は痛感しない。税制改悪の時点で初めて抗議する。現状維持なら受け入れて、現状よりも悪くなるような状況になって初めて税制に不満を持つのは、人間が恒常的なことに対しては負担を感じないからだろう。
そんな性質だから食事で一口当たり20~30回咀嚼しても疲れない。しかしこれは実に不思議なことだ。指先を小刻みに30回触れ合わせるだけでも結構疲れる。咀嚼は単に顎を早く動かすだけではなくかなりの力も要する。こんな負担の大きな行為を食事ごとにやっていればトータルの運動量は決して少なくない筈だ。
私は王将の餃子を2口で食べる。1口ごとに30回以上噛むから1人前(6個)食べるためには約400回咀嚼していることになる。
咀嚼回数の多い人は肥満者が少ないそうだ。その理由としてゆっくり食べることが食べ過ぎを防いでいると言われているが、それ以外にもこんな事情もあるのではないだろうか。咀嚼は本人が感じている以上にエネルギーを使っており、それがダイエット効果に繋がっているのではないだろうか。
異常な状態になって初めて正常な感覚を獲得できるとは真に奇妙な話だ。
税の重さを多くの人は痛感しない。税制改悪の時点で初めて抗議する。現状維持なら受け入れて、現状よりも悪くなるような状況になって初めて税制に不満を持つのは、人間が恒常的なことに対しては負担を感じないからだろう。
そんな性質だから食事で一口当たり20~30回咀嚼しても疲れない。しかしこれは実に不思議なことだ。指先を小刻みに30回触れ合わせるだけでも結構疲れる。咀嚼は単に顎を早く動かすだけではなくかなりの力も要する。こんな負担の大きな行為を食事ごとにやっていればトータルの運動量は決して少なくない筈だ。
私は王将の餃子を2口で食べる。1口ごとに30回以上噛むから1人前(6個)食べるためには約400回咀嚼していることになる。
咀嚼回数の多い人は肥満者が少ないそうだ。その理由としてゆっくり食べることが食べ過ぎを防いでいると言われているが、それ以外にもこんな事情もあるのではないだろうか。咀嚼は本人が感じている以上にエネルギーを使っており、それがダイエット効果に繋がっているのではないだろうか。