俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

家族

2008-03-30 20:48:03 | Weblog
 3月21日付けの朝日新聞のアンケートによると一番信用できるのは家族で97%、一方一番信用できないのは政治家と官僚でともにわずか18%となっていた。命懸けで子供を守る親と、保身に走る官僚、私利私欲のために政策を売る政治家というイメージとも一致する。
 しかし殺人事件の半数が家族によって行われるというデータもある。このデータには心中も含まれているが、殺意に基づく親殺しや子殺しも近年目立っている。
 ライオンによる子殺しは妻の連れ子を殺すことによって雌ライオンを母親役割から妻役割に変換させる効果があるらしい。七面鳥はヒナのピイピイという声に反応して母性を発揮するらしいが、そのために耳の聞こえない母鳥はヒナを自分の子供と認識できず殺してしまうそうだ。
 人間は本能が壊れているため本能的な親子愛は無い。一緒に暮らす良い関係が愛情を育む。育み損ねたら・・・一番危険な存在になってしまう。それを親の自業自得だと言えば余りにも酷だろうか?

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