「金木犀」は秋の訪れを知らせてくれる人気の花。オレンジ色をした小さな花弁のかわいらしさだけでなく、甘くやさしい香りも魅力です。原種となった銀木犀が白い花をつけるのに対して、金色の花をつけることから金木犀の名前がついたといわれています。また、英語では「Osmanthus(オスマンサス)」と訳され、ギリシャ語の「osme(香り)」と「anthos(花)」が語源となっているそうです。
大賀ハスは千葉市で発見された世界最古の花。2000年以上前の古代のハスの実から成長したそうです。千葉県の天然記念物・千葉市の市花に制定されています。
ヒガンバナもリコリスも「ヒガンバナ科ヒガンバナ属」に属しているため、広い意味ではどちらも同じ植物です。但し厳密には少し異なり、日本の場合は次のように区別されることが多いようです。ヒガンバナ:「日本に元々自生する原種(赤花)で特定の品種(原種)」リコリス:「ヒガンバナの園芸品種(花色はさまざま)で、ヒガンバナ科ヒガンバナ属に属する植物の総称」として用いられることが多いそうです。
リコリスはヒガンバナの仲間の総称で、秋に開花を楽しめる球根植物。ヒガンバナは、古い時代に中国から伝えられた植物で、花色は赤が最もポピュラーですが、白花もあり、9月中旬のお彼岸の頃に咲くので、「彼岸花」という名前が付けられました。園芸品種では、大輪で美しい朱色の「さつま美人」白花で涼しげな「真夏のクリスマス」白地にピンクがのる複色咲きの「アルビピンク」濃いピンクの花弁の先端に青紫が入る「ジャクソニアナ」などが人気だそうです。
那覇市の花(市花):ブーゲンビレアの花は赤紫、白、赤などの色がついた部分ではなく、この色がついた部分は「苞」と呼ばれるもので、苞の中に存在している筒状の白い小さなものが花となります。
南国のイメージが強いハイビスカス。赤や黄色、ピンクなど鮮やかな花色が豊富なほか、花の咲き方も一重、八重などさまざまで、品種は世界で5000種類を超えるといわれています。
芭蕉には実芭蕉(バナナ)、花芭蕉、糸芭蕉があります。 琉球諸島では昔から糸芭蕉の葉鞘の繊維で芭蕉布を織り、衣料などに利用されているそうです。とんぼの羽のように透けるほど薄く軽いと評される「芭蕉布 (ばしょうふ)」芭蕉布は、沖縄本島の北部に位置する大宜味村の喜如嘉 を中心に作られる織物 です。 写真は、糸芭蕉の花と実です。
サガリバナは、陽が落ちる頃に花を咲かせ、夜明けには散ってしまう「幻の花」日本でも限定された一部の地域でしか見ることができない希少な花です。白や淡いピンクの綿毛のような花を、ぶらりと垂れ下がる茎の周りに連なって咲かせる姿が「フジの花」に似ていることから「沢藤」とも呼ばれています。
サガリバナは、陽が落ちる頃に花を咲かせ、夜明けには散ってしまう「幻の花」日本でも限定された一部の地域でしか見ることができない希少な花です。白や淡いピンクの綿毛のような花を、ぶらりと垂れ下がる茎の周りに連なって咲かせる姿が「フジの花」に似ていることから「沢藤」とも呼ばれています。