江戸時代、宿場町に置かれ、大名や公家などが休泊した「本陣」。東海道・中山道の分岐点で交通の要衝であった草津宿には2軒ありました。現在、1軒(草津宿本陣)が残っており、国内に現存する本陣の中では最大規模・東海道筋では唯一ほぼ完全に残っている本陣で、別名「木屋本陣」とも呼ばれています。
旧草津川は川床が民家の屋根よりも高い全国的にも有名な天井川でした。草津川跡地公園は、かつて天井川であった旧草津川が整備され、東西に貫く約7.0kmの旧草津川の跡地を一部整備した草津市を代表する公園。四季の移り変わりを感じられる緑あふれる公園ですね。
草津本陣通りに草津市の市章と纏が描かれた「消火栓」と市の花「アオバナ」(京友禅の下絵を描く染料になる青花紙の原料)が描かれた「仕切弁」が設置されています・・・草津宿本陣には「アオバナ」が咲いていました。
草津本陣通りに歌川広重の「東海道五十三次之内草津」(江戸時代後期の草津川の渡しの様子が江戸側から見た視点で描かれており対岸には東海道と中山道の分岐点にあたる草津追分の常夜燈)をモチーフにしたデザインマンホールが設置されています。
草津本陣通りの東海道と中山道の分岐点に「東海道、中山道、分岐点、慶長七年と書かれた道標」「東海道と中山道の分岐に建てられた追分道標」がそれぞれ描かれたデザインマンホールが設置されています。
江戸時代には、人々が盛んに行き来する街道の各要所に「宿場」と呼ばれる施設が置かれていました。草津宿は、江戸時代に東海道と中山道の合流点であり、多くの旅籠が軒を並べ栄えた宿場です。
大名行列
旧市街風景
茶店の風景
草津川の渡し
萩の玉川
矢橋の帰帆