ヨシは「アシ(葦)」とも呼ばれ、世界中の亜寒帯から暖帯にかけての水辺に生えています。湖や河川はもちろん、湿地や海と川の水が混ざる場所(汽水域)にも生えます。ヨシとアシの違いについては基本的には同じものです。もともとの呼び名が「アシ」でしたが、「悪し」を想起させ連想させ縁起が悪いとし、「悪し」の反対の意味の「良し」に変え、「ヨシ」と呼ばれるようになりました。ヨシ群落は、湖国らしい郷土の原風景であり、魚の住処や、野鳥の生息場所、湖岸の侵食防止、水質の保全など多様な機能を有しており、琵琶湖の環境保全に大きな役割を果たしています。