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ザ・クラウンのエリザベス女王2世・・・イギリスTVドラマ

2020年05月07日 | 喜怒☆楽
「ザ・クラウン」2016イギリス・アメリカ合作TVドラマ シリーズ(1)
 ピーター・モーガン原作・脚本  主演エリザベス王女:クレア・フォイ→シリーズ1・2   

久しぶりにかなりのめり込んで見た作品です
イギリス王室に関わる作品は数多くあるが、殊にエリザベス王女を描いた作品は気になる。
これまでいくつかの作品は見てきたがここまで詳細に描かれたものはなかったような気がするのだが?

イギリス王室って、代々、希代なエピソードがわんさとある。
殊に恋愛事情に関して”純”な方々が多い。
エリザベス女王の伯父様であるエドワード8世は即位1年未満でアメリカの女性と結婚するため退位を決意した(相手に離婚歴があるため)
え、えーっ・・・そのために国王を退位するの??と私なんかは思うのだが、こんな類の話が随所にあるのです。
そこで、継承順位2位であった弟殿下が国王(ジョージ6世)となるが、16年在位し突如崩御される。
そして、ジョージ6世の長女であるエリザベスが僅か25歳で大国の王女に即位されたのです。・・・25歳で。
女王から王女へ、国王崩御の瞬間から一瞬にして変わってしまった周囲の反応。大きすぎる重責を果たす新女王の苦悩と戸惑い。
重厚な気品を漂わせ且つ初々しく見事にクレア・フォイは演じてます。


それにしてもセットが見事です。予算と人手をふんだんに使い贅を尽くした創りとなってます(衣装も素敵)
チャーチル首相のエリザベス女王との関わりの描き方も好印象で、説得力ある演説は必見です
盛り上がる場面でのシーンも本当にセンス良く上手く撮っているなと思う。
もちろん、スキャンダル部分はフィクションもあるだろうが。

この作品はシリーズ化され1から5まで制作され、3からは主役が変わっているらしい。
(私は初々しい王女期の「1」だけでいいかな)
イギリスの王室を扱う作品を見ていつも思うことは”撮らせて”いいんだなという寛容さ(??)です。
王室も国民もスキャンダルに対して慣れているというか諦めているというか・・こういうことに関しては
遠い世界の人たち。(ここは馴染みたくない気もするのだが)


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