ドライソケットの情報を、ネットから集めてみました。
抜歯後の翌日〜の注意
抜いた歯の穴から、食事の度に出血します。血の味がする程度なら、問題ありません。むしろ、血が翌日、翌々日くらいまで、わずかに出る方が、腫れずに治りが早い傾向があります。
しばった糸(絹糸)が、唾液(つば)で白くふやけて、ゆるんできます。気にしないでださい。
血餅ってなに?
「けっぺい」と読みます。歯科の専門用語です。我々業界人しか使いません。
詳しくは、血の凝固系成分フィブリンという繊維の塊のことです。
最初は赤黒い血の塊ですが、赤血球の赤い成分が唾液(つば)に溶け出して、フィブリンの成分だけになると白い塊になります。
この白くてブヨブヨした塊は、露出した骨を保護するカバーなのでとってはいけません!
血餅は、激しいブクブクうがいをしない限り取れることはありません。
血餅が取れると、血が止まらない後出血、激しい傷みになるドライソケットなるので、我々歯医者としても、(点数で算定できないけど)一手間かけて糸で歯ぐきをしばって固定しています。
抜いた歯の穴に物をいれることを嫌うセンセが多いです。私も昔はスポンゼルなどをいれていましたが、「プリオン汚染(狂牛病)などの問題からヒトや動物由来の素材を安直に使うな」ということになっています。
そもそも、「抜いた歯の穴を糸で縫う」ことですら嫌うセンセもいます。
私は、「血が止まらない!」と患者から電話がかかってくるのが嫌なので、血餅がとれないように糸でしばるようにしています。抗生剤や止血剤を抜歯窩にいれることは、基本的にしません。
「ドライ・ソケット」ができるにはいろいろな要因が考えられます。
例えば、抜歯の手術受けた年齢が高いほど、「ドライ・ソケット」ができやすいやすいと言われています
ある論文では、口腔外科の経験年数が9年目までが抜歯の手術をした「ドライ・ソケット」の出現が高いことを報告するものもあります(*5)。
9年目までの中堅と10年以上のベテランといっても、手術をした先生も受けた患者も一人ひとり違うので、一概には比較できませんが、経験が成果に結びつく場面は多いのはどんな業界でも同じなのかもしれませんね。
手術時間が長くなれば、神経麻痺も出やすくなるので(*4)、勇気ある撤退も大事ですね。
また抜歯と一言で言っても乳歯のようにプラプラなものから骨に埋まった親知らずのように大変なものまで、そのダメージだけでも大きく違います。
ただすでに抜かなくてはいけなくなった歯というのは、どちらかというと抜きやすい状態にすでになっているので、そこまでのダメージはないんじゃないのかなとは思います。
骨の上に薄い膜みたいのが張り保護されれば痛みもなくなるそうです。
トピ主さんの場合は膜が張った後に血餅がはがれ、もう痛みがないのであれば
歯医者に行くまでは丁寧なうがいをしていればいいと思います。
決してつまようじとか奥につっこんで穴を引っかき回したりしないようにして下さいね。
膜がはがれると激痛ですよ。
昼休みに毎日歯科にいってはガリガリと歯肉を引っかくのですが、まさに気が遠くなる痛み、よく診察台の上で気を失ったものです。5週間それを続け、さじを投げた歯科医の紹介で大学病院にいって強い麻酔をかけて引っかいたら、翌日には治ってました。
1か月ほどでドライソケットの痛みがひいても、食事中に不便を感じることがあります。
穴がなかなか塞がらず、ご飯粒が入るなどの問題が起こるからです。
ただし、多くの場合、2~3か月でドライソケットが塞がり、自然治癒します。
普通抜歯をした場合よりも長い期間、痛みや不便に耐えることにはなりますが、決して治らないものではありません。
非常に稀(まれ)ではあるものの、穴が塞がらないことがあります。ドライソケットの穴が残ってしまう、というケースです。
こういったケースでは、「抜歯窩再掻把(ばっしか-さい-そうは)」を検討する場合があります。
「抜歯窩再掻把」とは、麻酔をかけて傷口を再び出血させ、あらためて治癒を促す治療法です。
つばを吐きだす行為も傷口に圧力がかかってよくない
しかし何かを飲み込むという行為もよくない
(続きは、https://note.mu/naopp/n/n9bb4c441337eで読めます。有料)