先日、とある武家屋敷を見学してきたのですが、その美しさに感動してしまいました。
その日はあいにくの大雨でした。
屋敷の中は、ほの暗く、行燈がおかれた室内は、何ともいえない情緒ある雰囲気です。
そして、部屋の中からは、驚くほど明るい日本庭園が見えました。
室内が暗いから、まるで映画を見ているような、本当に美しい庭でした。
それに、大雨のため、藁ぶき屋根から落ちる雨だれが、とても良い音色をたてているのです。
藁ぶき屋根から落ちる雨粒も、等間隔でポロンポロンと落ちてきて、雨粒の向こうの日本庭園が本当に美しいのです。
昔の人は、このような、映画のような景色を、ほの暗い部屋の中から、お茶などを飲みながら眺めていたのですね。
庭師によって丁寧に刈り取られた木々は、これ以上の成長が無く、だからこそ、庭の美しさを保ち続けられるのでしょう。
盆栽もそうですよね。
かといって、昔の方が良かったとは申しませんが、このような日本の美を、大切に保存していってほしいと思いますね。
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