前回のブログの続きです
そこにはインコの兵隊がたくさんいて、インコの王様もいた。
少女は、ある窓を指差し、あなたはここから元の世界に帰れると言う。
それから、少女は義理の母が寝ている部屋に少年を案内したが、たくさんの紙に邪魔されてしまった。
義理の母は、なぜここに来たのか、早く帰りなさいと少年を叱った。
少女は、少年と義理の母を必ず守ると言う。
なぜなら、少女は少年の母親だったのだ。
少年と可愛い妹と、生まれてくる子供を守りたいと。
インコの兵隊が少年と少女を追いかけて来た。
少年が義理の母を助けることは禁じられていたからだ。
それから少女は、少年をお屋敷の奥に案内した。
そこには、少年の大叔父様がいて、彼がこの世界の平和を保つ岩を守っていた。
大叔父様は、少年に、自分はもう歳だから、この仕事を引き継いでくれないかと頼んだ。
しかし、少年は断り、元の世界に戻ることを選んだ。
すると、この世界を守っていた岩が砕け散ってしまった。
これで、世界はいずれ火の海になると、大叔父様が言ったが、少年はそれでも元の世界に帰る方を選んだ。
そして、少年と少女と義理の母は帰る窓にやってくると、少女は少年に抱きついて、あなたはこっちから帰って、私はこっちの窓から帰るから、と言う。
少年は少女に、あなたは火に焼かれるんだよ、と言ったが、少女はそれでも構わないと、明るく笑って、別の窓に入って行った。
少年も窓から出ていくと、心配していた父親やお婆さん達が涙を流して喜んでくれた。
少年がポケットの中を探したら、あのお婆さんの人形が出て来て、たちまちお婆さんも、元の姿に戻った。
あの不思議な建物は、ある日、宇宙から突然落ちて来て、それを大叔父様が気に入っていたのだと言う。
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