木村秋則さんの農法に対する批判を知り、やはり「出る杭は打たれる」だな、と思いました。
本当にいろんな考え方があるものです。
ところで、私は、畑と肌はよく似ていると思っています。
畑には様々な種類の虫がたくさんいるし、肌にも様々な常在菌がたくさん住んでいます。
でも、健康な肌なら、その常在菌のバランスが取れているので、病気にはなりません。
同じように、健康な畑なら、様々な虫たちのバランスが取れているので、作物も虫にやられることなく健康に育つと思います。
しかし、肌に殺菌剤を塗り、常在菌を殺してしまえば、たちまち常在菌のバランスは崩れ、肌は抵抗力をなくし、病気にかかりやすくなります。
それと同じように、畑に農薬と言う殺虫剤をまけば、多様な虫たちのバランスが崩れ、畑も作物も病気にかかりやすくなると思います。
ただし、健康な肌でも、傷があればそこにはブドウ球菌が繁殖し、化膿することがありますから、その部分からバイ菌が入らないようにワセリンをたっぷり塗るとか、それでも悪化した場合は殺菌剤や抗生物質を塗ります。
同じように、木村さんのリンゴの木も剪定して木に傷をつけたら、そこに殺菌効果のあるわさびを塗ったり、ワセリンのような皮膜するものを塗るのだと思います。
酢を薄めて散布するのはよくわかりませんが・・・・
現代農業は、肌に殺菌剤を塗り、クリームを塗るのとよく似ています。
肌に殺菌剤を塗れば、常在菌のバランスが崩れ、真菌にやれれれば抗真菌剤を塗り、化膿すれば抗生物質を塗ります。
それと同じように、畑に肥料をやり、害虫が出ればそれに効く農薬をまきます。
また別の害虫が出れば、それに効く農薬をまくという繰り返しをしています。
肌も畑も健康ならば、薬も農薬も最小限で済むと思いますね。
健康ならば、常在菌も、虫もバランスがとれるのだと、そう思います。
追記
木村さんのリンゴ畑は、無農薬無肥料にしてから10年くらいかかってやっとリンゴがまともに実るようになったようですが、その10年間ってステロイド剤からの離脱期間とよく似ているなと思いました。
畑もボロボロ、肌もボロボロ・・・・同じですね。
薬剤を使い続けた期間が長ければ長いほど、離脱症状は長く続くわけです。
ステロイド剤だけでなく、抗生物質も抗炎症剤も、長く使い続ければ離脱症状が起きますけどね。
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