一昨日の朝方、割とはっきりした夢を見ていた。
それは、旦那が私の妹の写真を見て、なんて綺麗なんだと言っていた夢だった。
私は夢の中で、とても嫉妬し、怒り、旦那と離婚しようとまでしていた。
ふと、目覚めてから、一体私はなぜこんなに嫉妬するのだろうかと、考えてみた。
そして、この嫉妬こそが、私が克服すべきものなのだと分かった。
小さい頃から、私達三姉妹は、周りから比べられ、誰が1番美しいか、可愛いか、優秀かで、競わされてきた。
というか、周りの大人達の反応を見て、美しく優秀な人が、皆に愛されることを学んできた。
なので、女性は一般的に、何歳になっても、若く美しくありたいと必死になる。
それは、小さい頃から、若くて美しくなければ、周りから愛されない事を学習してきたからなのだと思う。
それは私も同じで、だからこそ、夢の中であんなに嫉妬したのだ。
つまり、私は自分が妹よりも美しくないために、旦那から愛されていない事を意味すると思い込んで嫉妬していたのだ。
周りから愛されたいと思い、美しくなければ愛されないという思い込み。
人を愛することよりも愛されたいと願う甘え。
それに気がつき、私は反省した。
どんなに若くて美しいとしても、人はやがて歳を取り、皺が増え、どんどん美しさが消えていく。
そしたら、周りに愛されなくなるかといえば、そうではない。
暖かい人柄や人格で愛され続けるのだ。
私も、どんなにシワシワになった母でも、いなくなったらものすごく悲しい。
そして、自分の子供達だって、他の子よりも美しくないとしても、自分の子供ほど可愛く愛する存在は無いのである。
そう考えると、私は子供の頃、美醜によって比較され、母にあまり愛されてこなかったから、こんなに美醜にこだわるのかもしれない。
だとしても、嫉妬が愛されたいという欲求から生じ、美しさだけが愛されるための条件だという、私の思い込みが、よく理解できた。
そして、その考え方が間違っている事にも気がついた。
愛されるよりも愛することの方が大事であり、美醜よりも人間性や人柄の方が大事なのである。