奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 植物や鳥、虫

2021-09-05 20:29:04 | 奈良散策
奈良散策 第197弾


8月28日朝の散歩のときに撮った写真です。この日はいつもの養魚池周辺の散策です。



イネの穂もだいぶ伸びてきました。イネの変化も見ていこうと思って、散歩のときには撮るようにしています。



これはマメアサガオ



それにヘクソカズラ



これがオオハンゴンソウだと思っていたら、「帰化&外来植物950種」によると、オオハンゴンソウは中心が黄緑色で、こういうチョコレート色のはアラゲハンゴンソウ(キヌガサソウ)というようです。





これはイチモンジセセリ





最近はムクドリをよく見かけます。





チドリの幼鳥です。この辺りはイカルチドリをよく見るので、それの幼鳥かなと思っています。





この間からチョウジタデといっていたのですが、今日は調べに行ってきました。「図解植物検索ハンドブック」によると、チョウジタデは花が小さく、萼片は三角形、葉の付け根は茎に合着しないとのことです。これに対して、よく似たヒレタゴボウは花は大きく、萼片は披針形、葉の付け根は茎に合着して翼になるという違いがあります。さらに、「日本帰化植物写真図鑑」によると、前者は雄蕊が4本、後者は8本とのことです。今日、調べたところ、萼片の先端は鋭くとがり、葉の基部は翼になっていて、さらに、雄蕊は8本でした。ということで、田んぼの周りにたくさん生えている黄色の花はヒレタゴボウのようです。



また、アオモンイトトンボです。これも♀は♂型です。



それからサトキマダラヒカゲ



ウスバキトンボ





また、ヘクソカズラ





そして、またまたヒレタゴボウ



最後はアキノノゲシです。毎日歩いて調べていると、植物も少しずつ分かってきますね。

午後の散歩 ノブドウで見つけた虫など

2021-09-05 15:52:03 | 奈良散策
奈良散策 第196弾


8月27日の午後にちょっと散歩に出かけました。いつもの湿地周辺を歩き、それから高架下のノブドウの様子を見に行きました。







最初は空き地に生えていたヒデリコです。









そのすぐ近くの空き地のあちこちで黄色の花が咲いていました。花が左右非対称なので、以前見たことがあるノアズキかなと思ったのですが、その後、何度か見に行き、葉裏に腺点がないことを確かめました。「図説 植物検索ハンドブック」によると、腺点のあるノアズキとヤブツルアズキを見分けるポイントがその点です。そのほか、葉が2-3裂することがあるというのもヤブツルアズキが属するササゲ属の特徴です。ということで、たぶん、ヤブツルアズキではないかと思っています。



ついでにマメアサガオの花柄も拡大してみました。マメアサガオとホシアサガオを見分けるのは花柄にあるいぼ状突起が密生するかまばらかというところです。この写真は密生しているので、マメアサガオでしょう。これまでいくつか調べたのですが、白色の花と薄紫色の花はマメアサガオ、花が薄紫色で奥が濃い紫色のものがホシアサガオでした。





ここからノブドウのある高架下に行ってみました。これはノブドウの花です。花弁と雄蕊はすぐに取れてしまい、蜜腺の多い花盤で露出します。そうすると、たくさんの虫が集まります。



いつもいるシラホシトリバです。この小さな蛾が結構あちこちで飛んでいます。





それにキマダラセセリ。このセセリもノブドウのところでよく見かけます。



このハエは特徴がありそうなのですが、よく分かりません。



これのハチも。



これはササグモ



それから、アワダチソウグンバイ。交尾をしているのでしょうか。





これはアシブトコバチの仲間。「日本昆虫目録第9巻」によると、アシブトコバチ科は13属57種。たぶん、図鑑があれば分かるかもしれません。





これはマルシラホシカメムシ



ワタムシが飛んできたので写しました。「日本原色アブラムシ図鑑」や「アブラムシ入門図鑑」を見ると、蝋の付き方や翅の模様など、エノキワタアブラムシに似ています。





後翅が小さいので、コカゲロウの仲間だと思うのですが、それから先は分かりません。