奈良散策 第921弾
9月9日、平城宮跡歴史公園にある「いざない館」で鳥の写真展があるので行ってみました。その後、平城宮の東側に突き出した「東院庭園」にも行きました。

平城宮跡歴史公園はとにかく広いところです。遠くに見えるのが朱雀門で、その前は広場になっています。

その広場の右側に「いざない館」がありました。ここで、「【特別写真展】平城宮跡・鳥の組曲 ~平城宮跡とその周辺に生きる鳥たちの物語~」が開かれていたのですが、写真は撮りませんでした。平城宮跡とその北側にある水上池にいる鳥の写真が展示されていました。ヤツガシラみたいに珍しい鳥や、アリスイがアリを食べているところなどすばらしい写真ばかりでした。

「いざない館」から、まだ行ったことがない「東院庭園」に行ってみました。平城宮跡歴史公園はただただ広い公園なのですが、その東に「東院庭園」があります。だいぶ歩いていたら、やっとその姿が見えてきました。


周りにはこんな塀があります。


塀を過ぎると「東院庭園」の入り口が見えてきました。

入ったところは展示場になっていて、こんな八角形の柱が展示されていました。この部分が発掘により見つかったようです。ボランティアガイドさんが案内してくれるとのことで、お願いしました。



ここから二つの塀を過ぎると庭園に出てきます。パンフレットによると、見えている建物が中央建物で、発掘された柱の跡から復元されたもののようです。

池の周りを半周しました。中央建物に渡る平橋です。


池越しに中央建物を見たところです。

池の端にはこんな石が積み上げられていました。この部分で発掘されたようです。

反橋の向こうに建物が見えます。

これは北東建物で、ここで料理を準備していたと考えられているそうです。

その向こうには板塀があって、その屋根は大和葺といって互い違いに板を葺いているとのことです。


これは曲水です。

一周回ってからもう一度見てみると、隅に隅楼という建物があり、上に鳳凰の像がありました。


その鳳凰を拡大して撮ってみました。
東院庭園のすぐ隣は藤原不比等の屋敷になっていました。また、称徳天皇はこの近くに「東院玉殿」を建てたとのことです。ここで宴会や儀式が行われ、今でいう迎賓館にあたるものだったそうです。