奈良散策 第922弾
9月9日に平城宮跡の東の端にある「東院庭園」に行きました。そのときに撮った植物と虫の写真です。植物については、「平城宮跡資料館」のホームページによると、「出土した植物遺体などの発掘成果や文献資料をもとに、植裁樹種を選定し、古代庭園にふさわしい景観を復原」したとのことです。
最初は「東院庭園」に着く前に見つけたトベラです。実ができていました。
これは「東院庭園」の中の池にいたギンヤンマです。
これはシオカラトンボ。
池の近くにあったシラハギです。
「植物検索ハンドブック」によると、ハギの見分け方は、花序が基部の3出葉より長いか短いか、萼は4裂か5裂か、萼裂片の先が円頭~鈍頭か、鋭先頭かを見ます。この写真から基部の3出葉よりは長いことは分かるのですが、萼裂片の写真がいまいちではっきりしません。長居植物園植物図鑑によると、シラハギは学名がLespedeza japonicaで、野生種であるビッチュウヤマハギの白花品種だと考えられているそうです。
これはツマグロヒョウモン。
「植物検索ハンドブック」によると、花序が葉腋部より明らかに上につき、大きな鋸歯が葉先から2/3までの間に10数対あるとコムラサキというので、これはコムラサキだと思われます。ムラサキシキブは葉の縁全体に細鋸歯があり、花序は葉腋からでるとのことです。
最後はツツジ科のシャシャンボの実でした。