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奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

夕方の散歩 金魚自動販売機など

2021-09-26 20:40:20 | 奈良散策
奈良散策 第221弾


9月18日の夕方は家族と一緒に新木山古墳と養魚池周辺を歩いてみました。





空き地に生えているアシだか、ツルヨシだかに穂が伸びていました。この両者、地下茎を見ないと区別ができないだろうと思っていたら、「野に咲く花」によると、小穂第1包頴の長さや、茎の節の開出毛の有無によっても区別ができるようです。今度、調べてみます。(追記2021/11/14:ここのではないのですが、別のところに生えている個体を調べてみました。ヨシだったので、ここのも同じだと思われます





養魚池に藻がいっぱい生えているのですが、それを食べにカルガモが集団で来ていました。



これはシオンかな。





白っぽいヒガンバナが咲いていました。





これはアメジストセージというのかな。



ツマグロヒョウモンがこちらをにらんでいます。





これはニホントカゲ



この花はオオカナダモかな。



こんもりとしているのが新木山古墳。



その近くにある浄土宗の萬福寺。







その入り口からネコが出てきました。鈴をつけているので飼い猫のようです。尻尾を上げているので、やはり甘えているのかな。





ここから養魚池の傍にある金魚屋さんへ。金魚の自動販売機がありました。



そして、こちらで金魚を売っているようです。



帰りに通った新城神社です。草ぼうぼうでした。





ヒシが花を咲かせ始めていました。



これはたぶん、シシトウ



そして、最後は植えておられる方から黒豆だと教えてもらいました。

雑談)今日は雨だったので、家で作業をしました。一つは「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関する雑記」という雑文の校正と印刷をすること、もう一つは「大和郡山の鳥」という小冊子です。前者は本文32ページで、校正が終わり、とりあえず3部だけ印刷しました。後者は本文80ページでまだ校正中です。こちらも3ー4部印刷しようと思っていますが、どうせ欲しい人もおられないだろうし、それらをいったいどうしたらよいのか、現在、思案中です。

午前中の散歩 空き地で虫探し

2021-09-25 20:53:35 | 奈良のむし探検
奈良散策 第220弾


9月16日午前中に散歩に行った時の写真の続きです。この日はため池に行く前に民家の間にある空き地と休耕田でも虫探しをしました。





アキノノゲシが咲いていたので撮りました。









民家の間に空き地があるのですが、ここにはウラナミシジミがいっぱい飛んでいます。ウラナミシジミの食草はマメ科なので、産卵に来ている♀とその周りを飛び回る♂たちでしょう。



これはヤブツルアズキ。この空き地に結構咲いています。





空き地にはシロバナサクラタデがいっぱい咲いています。



これはツバメシジミ



養魚池にあれほど飛んでいたコフキトンボがほとんど姿を消しました。この日見たのは1-2匹だけ。







これはたぶん、アキアカネだと思うのですが、そろそろ高い山からやってくる頃なのでしょうね。



これは「日本のきのこ」で探してみました。カイメンタケというのに似ている感じがしますが、よく分かりません。





田んぼに挟まれた空き地はガマが生えているのですが、そのほか、オオイヌタデも一面に咲いています。



これはショウジョウトンボ



それにヤマトシジミ



これはカタバミ





それからアキチョウジ。いっぱい咲いているヒレタゴボウに比べると、花がかなり小さい感じです。(追記2021/11/14:花弁が小さくて5枚なので、ウスゲチョウジタデ Ludwigia greatrexiiではないかと思っています







これはアレチヌスビトハギ



そして、最後はセスジツユムシでした。

雑談)今日はよい天気だったので、家族と一緒に大和郡山の西部にある矢田坐久志玉比古神社に行きました。ここは物部氏の祖神である饒速日命が天磐船に乗って天降りするときに三本の矢を放つのですが、その第二の矢が落ちたとされる場所とされています。別名が矢落神社。ここから500mほど北に行ったところに第三の矢が落ちたとされる場所があり、そこが物部王朝邪馬台国の想定地となっています。大変のどかな場所で、オナガアゲハの写真が撮れました。ウラギンシジミも飛んでいたのですが、こちらは撮影失敗。空にはコシアカツバメが飛んでいたのですが、これも撮影はほぼ失敗。でも、いい場所でした。

午前中の散歩 ため池の周りで虫探し

2021-09-24 20:40:44 | 奈良散策
奈良散策 第219弾


9月16日の午前中、いつも行く養魚池の多い地区にあるため池の周りで虫探しをしました。



出かける前にマンションの廊下の手摺りに止まっていた蛾です。コブガ科リンガ亜科のGelastoceraあたりの蛾です。「標準図鑑」の図版を見て、赤っぽいのでアカオビリンガかなと思ったのですが、「標準図鑑」の説明を読むと、ちょっとややこしい話になっていました。以前、クロオビリンガと呼ばれていた種に2種が混同していることが分かり、色彩の違いによりクロオビリンガとアカオビリンガという和名にしたということです。♂交尾器もほとんど差異がなく、色彩の違いだけだとは。



これはホソハリカメムシだと思います。



これはヒゲナガヤチバエ





これはアカシマサシガメ





これまでは行く途中で撮った写真だったのですが、ここからはため池の周りで撮った写真になります。ヤブガラシに来ていたシラホシトリバ



これはたぶん、ハグロハバチではないかと思います。





これはマミクロハエトリ♂かな。







クズの葉裏にはこんなに小さなメダカナガカメムシがいっぱいいます。



そして、これはアワダチソウグンバイ



たまには花も撮らねば。これはママコノシリヌグイです。



この腹部に白い毛の生えているクモの名前がずっと分かりません。



これはアオモンイトトンボ





これはイナゴ類の幼虫かな。





それから、ミズアブ



最後はまた、マンションの廊下で見つけました。ホオズキカメムシです。

雑談)昨日、佐保川土手にまた行ってみました。この間見つけた虫に食われたカラムシを見にです。今回は十分な時間をかけて探したのですが、やっと1匹だけ幼虫を見つけました。たぶん、キシタアツバだと思います。ただ、かなり広い範囲でカラムシの葉が虫に食われているのですが、見つけたのはこの1匹だけ。しかも、まったく動きません。終齢かもしれません。たぶん、この辺のカラムシにはかなりの数の幼虫がいると思うのですが、これを除いてまったく見当たりませんでした。ヨトウガの幼虫みたいに夜活動するのかなぁ。だいぶ長い間いたので、3-4か所蚊に刺されてしまいました。

朝の散歩 植物や虫

2021-09-23 20:53:41 | 奈良散策
奈良散策 第218弾


9月16日朝の散歩のときに撮った写真の続きです。この日はいつもの養魚池周辺を歩きました。





最初はこの小さな蛾です。おそらく、ハマキガ科のヨツスジヒメシンクイだと思います。この日は超望遠のコンデジだけを持って行ったので、虫を撮る時は焦点距離1mのクローズアップレンズを取り付けています。でも、こういう小さな虫はやはりはっきりとは撮れません。この辺が限界かなぁ。







こちらはアオモンイトトンボ。このくらいの大きさだとまあまあ撮れます。



これはニホンカナヘビ



用水路脇を歩いてみました。これはフヨウ。葉にフタトガリコヤガの幼虫がいるのが分かります。





そしてホシアサガオ。この間までマメアサガオばかりが目立っていたのですが、最近はやけにホシアサガオが目につきます。開花時期が少し遅いのかなぁ。



これはコセンダングサ





ヒガンバナがいっぱい咲いています。



田んぼの上をキアゲハが飛んでいたのですが、その中の雑草にひょいと止まりました。何だか、こちらをにらんでいる気がしますが、気のせいかな。



これはクサギの実。







そして、スズメウリを見つけました。こちらでは初めてです。



それからアメリカセンダングサ



アゲハはいつもこんな格好で止まります。朝は止まっているチョウが多いですね。



最後はシオカラトンボでした。これで一旦に家に戻り、朝食を食べた後、今度は一眼レフを持って虫を写しに行きました。それはまた今度。

雑談)今日はいい天気だったので、家族と一緒に大和郡山市内の名所めぐりをしました。今日は郡山城址の横を通り、柳沢吉保が開いたとされる黄檗宗の永慶寺とカトリック大和郡山教会にある切支丹流配碑の2か所を見てきました。大和郡山市内にもいろいろと見る場所があるので、これから見て回ろうと思っています。家に戻ってからは、この間採取したイネ科の同定です。今回はヌカキビでした。

朝の散歩 ヒシの花、モズなど

2021-09-22 20:37:18 | 奈良散策
奈良散策 第217弾


9月16日朝の散歩のときに撮った写真を出す前に、9月13日マンションの廊下で見つけたサシガメから出すことにします。





初め、ヨコヅナサシガメかなと思ったのですが、どうも感じが違います。後で「日本原色カメムシ図鑑」を見たのですが、出ていません。仕方なく、ネットで探してみたら、似たような種が見つかりました。どうやら中国で記載されたYolinus albopustulatus China, 1940のようで、和名はアトジロサシガメとなったようです。カメムシ研究会のページにも載っていました。石川忠ほか、「日本で発見されたアトジロサシガメ(新称)」、Rostria : Transactions of the Hemipterological Society of Japan (59), 63 (2016)に詳細が載っているようですが、残念ながらダウンロードできないので、よく分かりません。たぶん、外来種だと思われます。



ここからは9月16日朝の散歩のときに撮った写真です。これはイチモンジセセリ



それからハグロトンボ



長細い感じがするのですが、ワレモコウなのかなぁ。



翅がだいぶ傷んだショウジョウトンボ



田んぼの脇に生えていました。葉の縁が白く縁取られるというところから、タイヌビエかなと思ったのですが、どうだか分かりません。



最近、モズがうるさく鳴くようになりました。「モズの高鳴き75日 」といって、高鳴きから75日したら霜が降りると言われています。そういえば、あれだけたくさんいたコフキトンボの姿をほとんど見なくなりました。





養魚池に生えていたヒシにやっと花が咲き始めました。と思って喜んでいたら、次に行ったときには養魚池の清掃でヒシは全部取り除かれていました。





これはママコノシリヌグイ。この日もNIKON P950という高倍率ズームを持っていたのですが、それに1mのクローズアップレンズを取り付け、最大0.5倍の接写にして撮った写真です。まあまあ撮れます。



この日は虫が結構いました。これはキマダラセセリ



ヒガンバナがいっぱい咲き始めました。





これはカナムグラ。朝早かったからか、花はほとんど開いていませんでした。



最後はイチモンジセセリ。もう少し写真を撮ったのですが、くたびれたので次回に回します。