電脳くおりあ

Anyone can say anything about anything...by Tim Berners-Lee

横峯さくらがツアー初優勝!

2005-04-17 21:17:42 | スポーツ・ゲーム
 宮里藍のライバルと言われ、昨年8月のプロテストで合格し、すぐさまシード権を取ってしまった横峯さくらが、ライフカードレディースで優勝した。昨年はこの大会は再春館レディースと呼ばれ、アマチアで出場した横峯さくらは、不動裕理とのブレーオフで破れ号泣していた。今年は、優勝した瞬間にうれし涙を見せていた。彼女は、とても成長したと思う。今年の女子プロゴルフは、また楽しくなりそうだ。さくらファンとしては、期待できそうだ。
 今年の大会は、韓国や台湾の選手との争いになり、最後までもつれた。先週は、最終日に最終組でスタートしたが、最後はいいところなくずるずると後退してしまった。今回は違った。16番までは、3人が並んでいた。横峯は、16番ホールのショートフォールでグリーンの外からのアプローチがトップ気味に入り、ボールがかなりオーバーしてしまった。しかし、その返しは、絶妙で、パーにはならなかったもののしっかりと打てていた。苦笑いをしていたが、かなりゆとりがあるように見えた。2位タイになったにもかかわらず、見ていて、ひょっとしたらこれは、行けるかも知れないという予感がした。

 17番、18番はまさにその通りになった。ドラバーもしっかり打てていたし、第二打もしっかり打てていた。どこにも緊張から来る不要な力が入っていないように見えた。特に、17番のバーディーパットは素晴らしいと思った。17番がバーディーになったとたんに、横峯が優勝すると思った。そして、最終18番は、ライバルの宮里藍が見守る中、堂々とバーディーで締めくくった。見事だと思った。今回は、父親の良郎さんがキャディーをしていた。なんだかんだといいながらも、横峯は父親を信じているのがよく分かる。優勝インタービューの時、横に母親が出ていたが、まだ19歳の横峯だからということと、この家族のゴルフ人生のことを考えると、母親にもおめでとうと言いたくなるから不思議だ。

 横峯さくらや宮里藍がすごいなと思うのは、才能があるだけでなく、プレッシャーをはねのけて優勝してしまうと言うことである。二人は、これからも出場すれは優勝するかも知れないと思われながらゴルフをすることになる。それは、かなりのプレッシャーになる筈だ。しかし、彼女たちはそれをプレッシャーだと思っていない節がある。そうしたプレッシャーも一つのエネルギーに変えてしまっているような気がする。

 優勝インタビューで横峯は、優勝できたことが信じられないといっていたが、16番以降の彼女のゴルフを見ていると優勝するように攻めていたと思う。横峯さくらや宮里藍は、一種の勝負感のようなものを持っていて、勝ちに行くときの潮時のようなものが分かるような気がする。それは、動物的な感なのかも知れないし、スポーツ選手として延びていくための大切な能力なのかも知れない。

 宮里藍の場合は、上二人が男で男子プロとしてかなり活躍している。これに対して、横峯さくらは、上二人が女で一人は女子プロになっているが、活躍しているとは言えない。そのせいか、これまでの横峯さくらのゴルフには多少悲壮感のようなものがあったが、今日のゴルフにはそれがなかったような気がした。何だがのびのびと戦っていたような気がした。だから、優勝が当然のような気がしてくるから不思議だ。先週は、まずインターネットで成績を知ってしまい、テレビのビデオのゴルフ番組を見る気がしなかった。今日は、予備知識無しで、久しぶりにテレビでゴルフを見たが、とても楽しく、安心して見ていられた。
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1 コメント

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横峯良郎さんがトークに来ます! (minowa)
2005-06-03 21:57:49
横峯良郎さんがトークに来ます!
映画「チャレンジ・キッズ」公開記念トークイベント
題して「喧嘩するほど仲がいい~娘さくらとの19年」
日時:6月8日(水)12:40~
場所:東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)3280-0089
是非、ご来場くださいませ
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