今市日記 ( 納豆有時心和 )

いまいちすっきりしない納豆関連情報をメインにして日々の状況を書いています。

山形・納豆工房豆むすめの「大粒納豆秘伝」

2018年05月03日 | 納豆
今回は先日代々木公園のイベント広場で行われていた「Earth Day Tokyo」で買ってきた
山形の納豆屋さん、納豆工房豆むすめの「大粒納豆秘伝」です。
これは私にとって初見の納豆です。




ラベルを開けるとさらに経木に包まれています。


たれ、からしはついていません。
大豆は山形県産の大粒の青大豆・秘伝、80gx1個セットです。


この納豆は塩かな、と思ってつま楊枝で1個ずつ塩をちょっとずつつけて食べてみました。
塩をつけて食べてみると大豆の甘みが引き立ちます。
おいしくいただきました。

「??????」の美食-納豆雑炊

2018年05月03日 | 納豆関連その他
この方のお名前をご存知でしょうか?
今回のタイトルの「??????」にはこの方の氏名が入ります。
かなりお洒落な方ですね。


この方のお名前は北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)さんといいます。
そう、食と美の巨人そして傲岸不遜、傍若無人なあの魯山人さんです。

昨今のグルメの美食とは本場の高級食材を使い、プロが味つけや盛りつけに腐心したものの
ことですが魯山人さんの美食とは自然の味覚を完成されたものと捉え、それを体内に取り込
んで自然と一体化することが食の歓びであり、美食の追求はそこにあると考えていたそうで
す。
つまりは余計な味つけはいらない、それは素材の持ち味を殺す。
自然が作り上げた味は完全である、という主張だったそうです。

そんな魯山人さんが「納豆雑炊」のレシピを出しています。
何と昭和14年の朝日新聞の紙上です。
  材料    やや冷ましたご飯
        納豆
        葱少々
  調味料   醤油、出汁(昆布と鰹)
  かんどころ 納豆はよく混ぜる。煮込みすぎない

そしてこう言っていたそうです。
  納豆が嫌いとあっては話にならないが、納豆好きだとすればこんなに簡単にこんなに調子
  の高いこんなに廉価な雑炊はないといったくらいのものである。
  これもお粥を拵えて粥の量の四分の一か五分の一の納豆を加え五分もしたら火からおろせ
  ばよい。
  納豆はそのまま混ぜてもよいが普通に納豆を食べる場合と同じように醤油、辛子、ねぎの
  薬味切を加えて充分粘るまでかき混ぜたものを入れるとよい。
  雑炊の上から煎茶のうまいのをかけて食べるのもよい。
  通人の仕事である。
  水戸方面の小粒納豆があればさらに申し分ないが普通の納豆でも結構いただけることを私
  は太鼓判を捺して保証する。


以上、山田和著「魯山人の美食」からの受け売りでした。