水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

「Arkadia」

2017-12-08 | 月組
少し前になりますが、ありちゃん(暁千星)のバウに行って来ました
ネタバレあります。









ストーリーのツッコミどころはあります。
子どもの時以来、10年も踊ってなくてそこまで踊れるのは、チョイ無理すぎない?とか
高級娼婦だったミネットのママ、ルネ(夏月都)が今になって、ジャン=ポールに金の無心の手紙を送るとか。
普通もっと早くするでしょ街娼に落ちるまでに。養育費を貰えてたら、そこまで苦しまずにすんだんだし。
もっとも結構行き当たりばったりな性格みたいですけどね
血液検査をした理由も、ちょっと弱かったですね。

でも好きだなぁ、こういう話なんかいろいろキュンキュンする

ありちゃん、やっとピッタリな作品に出会えたんじゃないでしょうか

前回大劇場AfOのポルトス。小池先生的には大酒飲みな“おっさん”になって欲しかったみたいですが
それはいくらなんでも無理っていうもんですよね。だって、ありちゃん可愛すぎるんだもん
で、ベビーフェイスでお酒大好きな弟キャラ(飲んでるのはミルクかカルピスか、なんて言われてましたけど
が出来上がったわけですが、結果オーライありちゃんらしい役になってたと思います

アルカディアのミネットは、少年ぽさは残してますが、青年の役。
複雑な生い立ちからくる繊細さや脆さを持っていて、大人になりきれてない揺らぎが魅力的な役でした
いつの間にか、可愛いだけの子どもじゃない、ちゃんと“男役”らしくなってたんですね~
ダンサーの役なので、カッコイイダンスも沢山見れたのも良かったです

ストーリーはまぁ、ありがちで、やっぱり対象年齢層がちょっと上めの少女漫画チックかな
雨の中、行き倒れてるイケメンを拾って居候させる展開とか、酔っぱらってたからとはいえ羨ましいぞ

ヒロインダリアの、さくらちゃん(美園さくら)。色っぽくて女王様な大人の女性が似合ってました
でも決してイヤな女ではなくて、色々な苦労を重ねてきていて、だからこそミネットを家に置いてあげたのかな。
ちょっと、まりもちゃん(蒼乃夕妃)を思い出させるカッコ良さがありました。

2番手の、あちくん(輝生かなで)。一人で空回りしてしまう役ですがしっかり存在感ありましたね。
お歌は音程が不安定なのが気になりましたが、ダンスはキレがあって、カッコイイ
とっても男前なダンスで、これからも楽しみです

おだちん(風間柚乃)は、ほんとにお芝居が上手いなぁ。
そして大人な役が似合うそういう意味では、かなとくん(月城かなと)に似てますね
もうチョイ大きかったらな、とも思いますが
あちくん、おだちんは、そろそろ新公が来そうかな?

ありちゃんが主演なので、出演者が若いです
そんな中で、るうちゃん(光月るう)初め、組内専科な上級生が、素晴らしい仕事で、きっちり締めてくれてました。

中でも、さち花様(白雪さち花)がねぇ~、色っぽい、ていうかエロイ
ミネットとの場面とか、お子ちゃまに見せてもイイんですか?な場面になってましたよ
旦那様のジャン=ポールるうちゃんとは、メッチャ大人な関係だし


ツッコミどころはありますが、台詞のやりとりも無理なく楽しめて、キュンとなるシーンも、しっかり入ってて、
セットやお衣装もお洒落だし、樫畑先生の今後も楽しみです期待してますよ、頑張って
コメント
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