水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

今は誰がトップでもチケットが売れる時代なんでしょうね

2019-03-11 | 宝塚
現在のトップさんとファンの皆さんに喧嘩を売っている訳ではありません
ただちょっと呟いてみたくなっただけです

95周年頃のトップさんたちが、今のトップさんたちより人気や実力が無かったとは思って欲しくないな、というのもあって
バブル崩壊後、浮上出来ないままリーマン・ショックがあって、96期裁判、東日本大震災と続いて、大変だったなぁと

今日は花組の大劇場千秋楽ですね。おめでとうございます。
東日本大震災から8年目のこの日に、大劇場を卒業する、ゆきちゃん(仙名彩世)にとっては
ひとしお色々な想いが溢れ出る日になりそうです。
ゆきちゃん始め、退団者の皆様とファンの皆様が幸せにすごされますように。


私が見始めた2007年頃はそれでも、東京は常に完売してたと思います。
現在トップの通常任期は大劇場5作と言われているようですが、当時は3年くらい務めるのが普通でしたね。
でもその後、東京ですら空席が目立つようになっていったみたいで
そうなると劇団も、人気のないトップを切るようになって。
客席が埋まらないのは、トップのせいだけじゃないのにね
(逆に言うと今はチケットが売れるから、劇団的に誰がトップでもいいと思ってるのかも。と勘ぐってしまいます。)


壮ちゃん(壮一帆)の退団記念DVD「'S Wonderful」を見ました。
懐かし~壮ちゃん
大劇場最後の入りに、ジャイアンTシャツを着てくる壮ちゃん大好きでした


その当時、中の人たちがどう思っていたのか、本当のところはわかりません。
公演は待ってくれません。
次々とやらなければならないことが追いかけてくるので、考えてる暇も無かったかもしれませんし、
考えないようにしていたかもしれません。でないと集中できませんからね

落下されたチギ太くん(早霧せいな)のファンは複雑だったと思います。
ただ当時贔屓のいない雪担だった身としては(半分離れかけてましたけど)、
壮ちゃんが来てくれたことが、どんなに有難かったか
パァ~ッと光が差したように見えたんですよホントに
壮ちゃんが来た頃の雪組は、“迷走している”としか言えない状態でしたから

二十年ぶりと言われた二番手切りの、次の公演でトップが卒業して新しいトップに交代。
でも娘1を固定しないという異例のスタート。
大劇場お披露目では96期研1娘役、謎の大抜擢によるヒロインの役替わり。
そして東京公演中に東日本大震災。
超問題作が批判を受けて、東京で大幅変更、販売DVDを撮り直す、なんてこともありました

100周年に向けての、実力派の御曹司就任だったはずなのに、短期で卒業。
運も悪かったですが、劇団が足を引っ張ったとしか思えないです
(それから少しは学習したと思ったんですけどね


そんな暗く落ち込んでいた空気を豪快に吹き飛ばしてくれた、壮ちゃんの雪組トップ就任でした

壮ちゃんとは何かとご縁があるなぁ、と退団記念DVDを見ていて思いました。
今のご贔屓かなとくん(月城かなと)が、初めて新公主演をさせてもらった本役さんですし

壮ちゃんは花組配属後、雪組→花組→雪組と、組替えを経験してトップに就任しました。
花組雪組の下級生時代、前贔屓の水さん(水夏希)とも何かとご縁があるなぁと見ていたら、
雪組全ツ「ベルサイユのばら」の話の中で、初舞台生の時に水さんのお付きをしていたという話にビックリ
しかも水さん月組時代なんですけど
その壮ちゃんが雪組全ツベルばらで、水さんオスカルを相手にアンドレを演ったなんて、ホントにご縁ですねぇ


なんかもう、いろんな意味で特別な感情が湧いてきた、壮ちゃんの番組でしたが、
壮ちゃんのお芝居が大好きだったんだなぁ、と気付かされましたし、
私はお芝居が上手い人が好きなんだ、ということを改めて認識させられた番組でした。

優先順位は、イケメン≧お芝居>ダンス≧歌、かも
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