今日は新春トリ特集の続きです。
(ところで、すでに1月も10日を過ぎてしまいましたが、まだ新春と言っていいのでしょうか?
ちょっと調べてみたら、一応松の内は新春といってもそれほど間違いではないようです。
で、「松の内」はいつまでかというと、関東と関西では違って、ここ関西では一般的に15日。
ということで、「松の内」なので、「新春」もOKということで!)
黒い鳥軍団といえばカラスが有名ですが、今日の主人公は水辺の黒軍団、カワウです。
宇治川をお散歩していると、頭上を沢山の鳥がV字編隊を作って上流方向に渡っていくのを見かけました。
ズームで追ってみると・・・
カワウがねぐらに帰るところでした。
ねぐらは宇治川上流?それとも琵琶湖でしょうか。
最近地元の池や山科川のような水深が浅い場所でも、エサ取りをしている様子をよく見かけます。
夕方にはいなくなっているので、やはりねぐらに帰っているのでしょう。
こちら雪が時折舞う昨年大晦日に池で見かけたカワウ。
寒そうに休んでいました。
もう餌は沢山食べられたのでしょうか。
(余談ですが、この写真カワウの他に、ダイサギ、アオサギ、カモが一羽写っています。)
カワウはウ科ウ属。世界中に分布し、日本でも留鳥として全国で見ることができます。
餌は主に魚で、上手に潜水して捕えます。
なんでも潜水時間は1分、10mまで潜れるのですから大したものです。
一時期数を減らしていましたが最近個体数が激増し、繁殖地の糞害、木々の枯死などが問題になっています。
ここK池は魚が豊富な池ですが、カワウが沢山来ると食べつくされるのではないかと心配になります。
(この問題は世界共通なんだそうで、アメリカでは鮭が食べつくされるため、陸軍が駆除する事態にも・・・)
ある日の光景。
潜りやすいよう、羽が濡れやすいらしく、潜水後は羽を広げて乾かしている姿をよく見かけます。
(宇治川にて)
(地元の池にて)
集団で魚とりをしている光景もよく見かけます。
この写真では8羽のうち、ちょうど2羽が潜りかけているところです。
ぽこんぽこんと、浮いたり沈んだりするので、見ていて飽きません。
ちなみに、鵜飼のウはカワウではなくウミウです。
カワウで鵜飼ができないのかどうか知りませんが、多分ウミウの方がしつけやすいのでしょうね。
繁殖期は主に春と秋だそうですが、地元では春先になると繁殖羽に変わった個体をよく見かけます。
頭に白い帽子をかぶったようで可愛いです。
大きな水かきがついた足もキュートです。
(大阪府山田池公園にて)
翡翠色の目も魅力的!
(宇治川にて)
宇治川の水道橋の上で休憩中~
ということで、必ずしもいい評判ばかりではないカワウですが、それだけ沢山の魚が地元の池や川にはあるということ。
自然の豊かさに感謝しなくてはですね。
「次は僕たちも出してよ」
飛び入りで、黒軍団というにはちょっとひょうきんなキンクロハジロ、また今度ね~
【撮影:宇治市他 2021冬他】