滋賀県大津市の菓匠、叶匠寿庵が営む里山・寿長生の郷(すないのさと)
秋の散策報告の5回目です。
予告通り、今日は郷内の田んぼ周辺と、これまで出てこなかった観音径の花を載せていきますね。
ありふれた花ばかりですが、まとまって見られるのは今時珍しいかもです。
最初はご存じこちらです。
ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)の白花です。
関西には赤が多いのですが、なぜかこちらでは白花メイン。
しかもこの写真の手前、虫さんが倒れてる?
いえいえ、このハチさんは蕊にしっかりしがみついて花粉をパクパク中でしたよ~
ところで、ゲンノショウコは雄性先熟の花ですが、分かりやすい写真が撮れたので復習に。
左が雄性期、右が雌性期です。
ゲンノショウコの近くに咲いていたのがこちら。なんの花かお分かりでしょうか。
全体はこちらです。もう簡単ですね!
チヂミザサ(イネ科チヂミザサ属)です。
よく見るとイネ科の特徴的な花なのですが、白いお鬚のような部分が結構目立ちます。
そしてこちらも前に載せましたが・・・
ブラシのような毛だらけの実はくっつき虫になります。
花を見たら全員正解!
キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)、残り少なかったのですがまだ咲いていました。
こちらも好きなのですが地元には最近なぜか咲きません。
宇治川畔の花は河川改修工事でなくなってしまいました。
花だけでは難しいかもなので、全体像を・・・
分かりにくいですが、実や葉が写っています。
こちらはヤブツルアズキ(マメ科ササゲ属)。
葉(左)と実(右)を見たらよく分かります。
葉は3出複葉なのが共通ですが、ヤブツルの方は葉がモミジのように切れ込みがあります。
また、実はまるでインゲンマメのような形をしており、アズキの原種なんだそうです。
(ノアズキの実はエンドウ豆のように平たいです)
ラストはご存じこちらの花。こちらも地元散歩コースでは見かけないのです。
アキノタムラソウ(シソ科アキギリ属)です。
久しぶりに、見た通りの色に撮れました。
ということで、田んぼ+αの花はこれにて終了です。
最後は賑やかしに、近くで見たチョウをどうぞ~
ナミアゲハと、
モンキチョウです。
う、ひどい写真・・・
みんなキツネノマゴが大好き。動き回るので特にアゲハはイマ億写真です。
そうそう、このアゲハチョウ、色が淡いのでメスですね!
明日はいよいよ最終回(まだあるんかい!)
今回載せていなかった木々をまとめてどーんとご紹介しますね~
【撮影:2023/9/23 滋賀県大津市】
最新の画像[もっと見る]
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
- 梅小路公園の紅葉2024 18時間前
今回は見慣れた花もあって、楽しく読ませていただきました。
先ずはゲンノショウコです。花にいるのは大きなアリかと思いましたが、ハチなのですね。翅が見えませんでした。
雄性先熟については、白山で自然解説員の方から、ハクサンフウロの説明で教えていただきました。
余談ですが、ゲンノショウコとハクサンフウロはよく似ていますね。両方が混在している伊吹山に出かけた時に、見分けるのが難しいと思いました。
続いてはチヂミザサです。イネ科の植物は見逃しがちです。これまでは見ても写真を撮ったことはなかったと思います。
次のキンミズヒキは分かりました。まだ花が残っていてよかったですね。
ヤブツルアズキは、マメ科だということだけ分かりました。現地で細かく見ておかないと分かりませんね。なつみかんさんは丁寧にご覧になってますね。
その次のアキノタムラソウも、シソ科は分かりましたが、種名までは分かりませんでした。この花は7月に尾瀬で咲いていました。
小さな花ですが、遠くからでも目立って見えたのを覚えています。
最後の蝶はよく分かりません。私も小さな蝶を時々撮りますが、いつまで経っても名前を覚えられません。
こうして教えていただかないと読めない地域って
たくさんあります。
もし教えてもらってなかったら、じゅちょうせいのさとでした^^;
ゲンノショウコ、
蕊の色が変わるのは、見て分かっていましたが、
雄性先熟って言うんですね
φ(..)メモメモ
ゲンノショウコは、お神輿になるのがほんと楽しみな花で、大好きな花の一つです^^
いま億、
私も、なんだかなぁの写真、結構あります。
動くものは、難しいです。
動かない花でも、アップだと手ブレ、多々あります(T_T)
キツネノマゴの蜜を吸う写真、
素敵な一枚です^^
私だったら100%見付けられない花たちをご紹介くださって有り難うございます💚
明日も楽しみです❗️
おはようございます。
まだ、続くんかい!
なんてことゆめゆめ思いませんよ!
楽しくひとりクイズさせてもらい楽しんでおります。
ヤブツルアズキ、分かりませんでした。ヤブなんてらかんてらかな?位まででギブアップ。
この時期になると引っ付き虫が多くなりますね。
チヂミザサの花、イネ科の中では大好きです。
薄いピンク色の花があります。
綺麗ですね。
先日野鳥の森の草むらを歩いていて、車に戻ったとき、パンツの裾にびっしり引っ付き虫が!
6種類ほどありましたが、一番厄介なのがチヂミザサでした。
小さくて外していると指までねばねばになって始末に悪かったです。
アキノタムラソウは、昨日ninbuさんの記事にありましたね。
とても綺麗な色です。
「もうおわかりでしょう」「簡単ですね」「ご存じこの花」と言われると、ドキッとします。
「みんなキツネノマゴが大好き」には笑えました。
そうなんですか?
アゲハやモンキチョウは好きみたいですね。
小さめの花を楽しませて頂きました。
寿長生の郷の記事が読み応えがあるのではなく、寿長生の郷の植物が見ごたえあるのだと思います。
社員の方々が育てているとのことですが、それにしては素人離れしています。
ゲンノショウコの1枚目の写真、ぱっと見にアリにみえるのは、ひっくり返ってるからだと思います。
ゲンノショウコもハクサンフウロもフウロソウ科なので、雄性先熟等のしくみは同じなのですね。
(そういえば、キキョウ科も雄性先熟でしたね)
チヂミザサはfukurouさんもおっしゃっているように、イネ科の花の中では特に綺麗だと思います。
今度よかったら気を付けて見てくださいね。
ヤブツルアズキもノアズキも、近くの堤防などで以前は見られたのですが、護岸工事が進むにつれどんどん植物はなくなっていきます・・・
叶匠寿庵は知っていても、寿長生の郷は知らない人がほとんどかと・・・
もちろん、滋賀県南部の方は結構ご存じですが。
ゲンノショウコ、今回バッチリ雄性期と雌性期の花が写っていたので、久しぶりに並べてみました。
結構分かりやすいですよね!
キキョウの花も、雄性期が先で、雌性期が後です。
ゲンノショウコの御神輿、私も大好きですよ~
パチンと飛ぶのも楽しいです。
イマ億写真、普通だったらお蔵入りなのですが、ブログを書いたり、植物の記録をとっていると、なかなか捨てられません。
いつも温かいコメントをありがとうございます^^
100%見つけられないわけないですよ。
田んぼの横には、今は懐かしい花や、地元の田んぼの畦に咲く花が沢山咲いていました。
よくばって、向こうの方も見に行こうと、畦道の曲がり角に足を踏み入れると、前日の雨でドロドロになったところにズボッ。
この日の散策、最後は悲惨な足元で帰る羽目になりました^^;;
はい、楽しんでいただければと、ひっそり名前後ろ方式で載せています。ヤブツルで、どっちがノか悩みます。
やっとインゲン豆タイプがヤブツルアズキと覚えました。
(余談ですが、fukurouさんはインゲン豆のことを三度豆といいますか?)
チヂミザサのピンク色!
それはぜひ見てみたいです。
去年は毛深いケチヂミザサを初めて見つけて、結構感動しました。
本当に毛深いです。
でも引っ付き虫はいただけませんね。
そうそう、昨日今年初の「ズボン一面にアレチヌスビトハギの実がくっつく」をやらかしてしまいました。
写真を撮っておけばよかった!
それよりもチヂミザサが厄介なんですね。
気を付けよう・・・
アキノタムラソウはきちんと咲いたらもっと花付きがいいのですが、普段みるのはこんな感じが多いです。
透明感のある青紫の花が綺麗ですよね!
さざんかさんは私よりずっと花の名前を幅広くご存じじゃないですか~
たまたま野草の名前が分からない時があっても、次は覚えていらっしゃるし・・
記憶力と探求心がおありなんですね!
私ももうちょっと花の範囲を広げようと思っていますが、まだまだ努力が足りません・・・