例年11月下旬ともなると紅葉便りが聞こえてくるのですが、今年は半月くらい遅れる模様とのこと。
それでも綺麗な場所があるのではないかとネットでせっせと検索。
そこで見つけたのが、亀岡市の鍬山神社です。勤労感謝の日の土曜日、早速出かけてみることにしました。
開門時間の8時に合わせて、7時50分頃到着。
すでに何人かの人が参道の紅葉を撮っておられたので、私も拝観料と駐車料を払って中へ。
まず目に入ったのが、ドウダンツツジの目が痛くなるような紅葉。
今年は色づきが遅く、まだオレンジになりかけの場所が多い中、なんと素敵。
こちらが参道。見事な色づきです!
少し緑が残っているのもなかなか風情があります。
思わず下手な写真を撮り倒してしまいました。以下、どうぞご覧ください。
朱塗りの鳥居と紅葉もいいですね。
小川に石橋。
石橋から見た紅葉は色々な色が混じっていました。
奥に見えているのは拝殿
拝殿前のカエデは真っ赤!
そして鍬山神社の本殿、鍬山宮です。
鍬山神社の創建は和銅二年(709)、ご祭神は大己貴命です。
HPを見ると、そのご由緒がなかなかすごい。
「太古の昔、亀岡盆地の南端の黒柄山に八柱の出雲の神々が降臨され、一艘の樫舟にのり、付近を鍬や鋤を使って開削。水を山城国へ流し、人々が住める肥沃な耕地を造ったと伝え、その時に使った鍬が山のようにうず高く積みあがったことから、鍬山と呼ばれた。」
とのことです(一部改変)。鍬が積みあがった山!
ところで、このご本殿の横に、ほとんど同じような社殿があります。
見ると、「八幡宮」という扁額が。ご祭神は誉田別尊(応神天皇)だそうです。
こちらの由来もなかなか興味深いです。
横にその説明の立て札があり、その内容を要約すると、
「永萬元年(1165年)弓矢を執る神人が天下られ、その託宣により鍬山宮の相殿として祀られた。
しかしその後毎夜雷風が起こり、戦闘殺伐の声が聞こえ、明け方に鳩と兎の死骸が落ちていた。
里人は両神の不仲によるものと考え、それぞれ二棟の本殿に分けて祀った。」
とのことで、両神が争わないよう気を遣って建てられているのが現在でも感じ取れました。
左が鍬山宮、右が八幡宮です。
鍬山宮の神紋は兎 八幡宮の神紋は鳩ですね
両宮の前の神馬の置物も平等。
いかがでしょうか?
さて、鍬山神社の紅葉の見所はここだけではありません。
長くなるので、続きは明日・・・
【撮影:2024/11/23 亀岡市】