雨続きでなかなか宇治川のお散歩ができませんでした。
特に高水敷を歩くあのオギロードは危険なので2ヵ月近くご無沙汰。
この日も長く歩く予定はなく、オオヨシキリでも鳴いていないか堤防の上から様子を見に行ったのでした。
堤防にはノアザミや、
ヒルガオや、
ヤブカンゾウや、
ワルナスビが咲いていました。
で、高水敷は・・・う~ん、なんだかヤバイ感じ・・・
高水敷に重機が入る道ができており、途中から通行止めになっているようでした。
上流から続けられている護岸工事、ついにこのエリアまで来たのかもしれません。
そうなると、あのオギロードは懐かしい思い出となるのかも。
そして、50mに一羽住んでいたウグイスたちも住処を追われることでしょう。
ちょっと暗い気持ちになって歩いていると、おや?堤防に生えているタケが茶色くなっています。
枯れたのでしょうか。
ズームで見てみると・・・
こ、これは枯れているのではありません。
花です。花がさいているのです!
なぜすぐに分かったかというと、実は先日行った宇治市植物公園でもタケの花が咲いていたのです。
「マダケに花がさきました!」という看板が立っており、ローカル新聞のニュースにもなっていました。
上の写真をトリミングしてみると、雄蕊が垂れ下がっているのが分かります。
タケの花と言うと不吉とか色々いう人がいますが、もちろん全くの事実無根です。
60~120年に一度しか咲かず、咲いたら枯れてしまうことから天変地異の前触れなどと言われたようです。
タケの花が咲いてそのあとに種子ができたとしても竹林の再生には時間がかかります。
昔は特にタケを色々なものに利用していたことから、一斉に枯れるとタケを利用した産業が立ち行かなりました。
それもあって、不吉と言われたのかもしれませんね。
今回見た場所では、一斉に開花したのではなく、緑のタケも残っていました。
なので、全部なくなることはないでしょう。
タケの花を生きている間に見るなんて、ラッキーかもしれません。
数年前からタケの開花期にあたっているそうなので、竹の研究者は今がチャンスとガンガン研究に励んでおられるとか。
・・・それにしても地味な花ですね。
さて、タケの花もですが、気になるのが高水敷の工事。
というわけで昨日、同じ場所を再訪しました。
今回は、いつもと同じ隠元橋方向からアプローチしました(前回は下流側から)。
うって変わった晴天、朝8時には熱中症危険情報が出ていました。
この辺りまでは特に変わった様子はありません。
ところがほんの少し進むと・・・
通行止めになっていました。
仕方なく、堤防上の道に戻り、もう少し進みます。
思った通り、あのオギロードは消滅していました・・・
下の写真で白い道が続いている場所がオギロードでした。
画面右上に見えている茶色い部分がタケの花です。
前回と特に変わったところはないと思ったのですが、葉だけだったタケにも花が咲いていました。
花穂が出てきて咲くのですね・・・
ということで、今回は宇治川のタケの開花とオギロード消滅という衝撃的なお知らせ2つでした。
去年から今年にかけて何度も何度もご紹介したオギロードは永久保存版にしたいと思います。
【撮影:2023/7/8 宇治川】
……また貴重なものを見せていただきました😵
竹って、毎年たけのこが出て、増えますよね。
そんな竹が花を咲かすのには、なにか意味があるんでしょうね
そして護岸工事で、オギロードが無くなる、
川って最近の豪雨もあり、整備が必要なところもあるんでしょうね
何度が紹介しました近所の境川も小さな川ですが、
護岸工事が進んでいます。
なつみかんさんの記事は、撮られた時代の記録として
全部永久保存版ですよ^^
凄いものを見られましたね。
一斉に枯れるのは根が繋がっているからだそうです。
世代交代するわけですね。
竹の種類によっても周期は違うようですね。
そちらでは全部枯れないで残っているようで良かったです。
オギロードも消滅してしまうのですか。
なつみかんさんが撮られたお写真は、貴重なものになりますね。
本当に永久保存版です。
私も投稿しましたがやはりその後が気になりますね。
大々的に枯れた所はどうなったか確認していましたが、
先日尋ねた時は、住宅工事中の幌に覆われていました。
土地所有者は竹林を諦めて業者に売ったのかもしれません。
もうそこに立ち寄ることはないでしょうね。
宇治川は川幅も広いですからさぞ、大工事になっているのでしょうネ。
河川敷の竹は、砂防の為に植えられていたのですか?
河川敷に竹が植えられているのも竹が豊富な京都らしいですね。
竹の花を見るのはもちろん初めてです。
各枝から、花穂が出ている様子が不思議に見えます。
一見、葉が枯れている様に見えますネ。
竹の花が咲くと、竹が根こそぎ枯れるのとすれば、砂防の役割が果たせなくなりますネ。
コンクリートで固められると周囲の植物が一変してしまいますネ。
貴重な記録を残しておかれて良かったですネ。
久々の宇治川の散策で、今回はどんな内容かと楽しみながら読み始めました。
冒頭からノアザミ、ヒルガオ、ヤブカンゾウ、ワルナスビ等々、私の良く知っ
ているお馴染みの花が登場して快調に読み進みました。
でも、護岸工事ですっかり私たちに有名になったオギロードが消滅したとは、
とてもショックです。その意味からは、なつみかんさんのブログは貴重なオギ
ロードの記録になると思います。
もう一つの、宇治川の竹が開花したという話も、私にとって初めて知る衝撃的
でした。60~120年に一度しか咲かない竹の花を、なつみかんさんが見たという
のも凄い経験ですね。
竹に花が咲くということも、竹と花にまつわる話も初めて知りました。これは
宇治川に限らず、全国にある竹に全て当てはまる現象だとすれば、私の身の回
りでも有りうる話かもしれません。これからは竹にも関心をもっていこうと思
います。
生きているうちに見られるかどうかわからないタケの花、初めて見られて感動です。
ただ、遠目には枯れているようにしか見えないので、これまで見ていても気づいていない可能性も・・・
場所が離れていても同時に咲くことが多いそうなので、attsu1さんおお近くでもタケがあったら観察してみてくださいね。
護岸工事はやむを得ないとはいえ、大好きだったオギロードがなくなってとてもショックです。
でも少し上流の方でも、最初は何もなくなりましたが、そのうち色々な草木が芽生え、今では元々あった植生がかなり戻ってきています。
(さすがに大きな木はないですが)
5年後、10年後どうなっているか楽しみです。
でも寂しいのでしばらくは近づきません!
根がつながっているから一斉に枯れるのですか。
なるほどです。
始まりが同じ時期だったら、花が咲く時期も、枯れる時期も全国同じになるのですね。
全部実が生るのかと思ったら、マダケなどは実が生らないそうです。
種もできず、地下茎まで枯れたら、確かに再生まで相当時間がかかりそうですね。
孟宗竹などは、一斉に咲かないで少しずつ咲くそうです。
タケノコがなくならなくてよかったです。
オギロードはちょっと残念。
多分私より、ウグイスやホオジロ、冬場はアオジやツグミなどがショック!でしょうね・・
去年竹の花の投稿をされていたのですね。
先ほど拝見してきました。
詳しく説明してくださっているので、生体がよく分かりました。
マダケやハチクは竹林ごと枯れてしまうのですね。
モウソウチクは一部だけというのは、私もネットで見ました。
再生まで時間がかかりそうですね・・・
前に見られた場所は、もう竹林ではないのですね。
まあ、枯れてしまって再生にも時間がかかるとなったら、やめてしまう方も多いかも・・
気になって車で走っているときに竹に目を向けるようになりました。
時々茶色い竹林をみるので、あれは花か枯れたのかもしれません。
しばらくは要注意です。
言われてみたら堤防の竹林ってなんか不思議ですね。
堤防を歩いているとところどころにタケがあります。
自生とは思えないので、誰かが植えたのでしょうか。
砂防だとしても、枯れてしまったらダメですよね。
竹の花、遠目には枯れているようにしか見えませんが、よく見ると特徴的なぶら下がった葯が見えました。
イネ科の植物は、どれも似たような花で、区別がつきにくいです。
護岸工事が終わるとしばらくは何もありません。
でも数年たつと、意外と再生するようです。
上流の山側もコンクリートで固めましたが、隙間からもう沢山ユキノシタが生えています。
今の時期は、もし高水敷を歩いたらイヌゴマなど色々見られるはずなのですが、残念です。
予想としては、クズ、イシミカワはすぐに再生すると思います。
でも細々と咲いていた在来種はきっとなくなるでしょうね~
ウグイスは集団で近くの池の畔に引っ越してきてほしいです。
最近、池の周囲にヨシが沢山繁殖しているので・・・
竹の花は、場所が違っても同じ時期に咲くという話もあるので、ぜひ探してみてください。
竹藪の一部が茶色くなって「枯れてる?」と思ったら、ひょっとして花かもしれません。
宇治市植物公園で見なかったら絶対気づいてないレベルなので、要注意です。