宇治市植物公園の温室の花、まだまだあります。
暑い地域の花というと、情熱の赤のイメージがありますが、意外と白い花も多いです。
こちらはその名もホワイトキャンドル。学名はウィットフィルディア・エロンガタ。
はい、学名は覚えなくてもいいです。
熱帯西アフリカ原産で、キツネノマゴ科です。
こう見えても木で、温室では一年中咲いています。
続いて純白のこちらのお花。
こちらはタイ原産のヤスミヌス・レックス(モクセイ科)
ジャスミンと同じ属ですが、香りはありません。
こちらは白い小さい花が穂状に付いて咲いています。
よく見ると、蕊が赤紫色です。
その名もフブキバナ。まるで吹雪のように細かい花が垂れ下がって咲いています。
シソ科だそうでなるほど~ですが、見ての通り木です。
学名はイボザ・リパリア。まだ覚えやすそうですが、断然吹雪花のほうがいいですね!
お次はご存知、放射状に広がる無数の蕊。
カリアンドラ・ハエマトケファラの白花です。
ネムノキにも似た蕊蕊しい花で、同じマメ科の木本です。
白花があれば赤花も・・・というわけで
綺麗ですね~
和名は大紅合歓といいます。合歓はネムなので、見た目で名付けられたのでしょう。
他にも赤い花が色々
ラッパ型のこちらの花。妙に惹かれました。
名前はオオバハマアサガオ。見た目通りのヒルガオ科です。
熱帯アジア他、小笠原などにも咲いているそう。「飴細工のように綺麗」と説明がありました。
こちらは前に咲くやこの花館でもご紹介したクレロデンドルム・スプレンデンス(シソ科)。
別名ベニバナクサギです。やっぱり和名がいいですよね。
ちなみにクサギの学名はクレロデンドルム・トリコトマムで、同じ属です。
次は、赤と言うよりオレンジがかっていますが
乾燥地の植物エリアにあった、カランコエ・ラウヒー(ベンケイソウ科)です。
カランコエの仲間は育てやすいので人気なんだそうで、こちらも「家にある~」という方もおられるのでは。
アオイ科の花(ハイビスカスの仲間などですね)は明日に回すことにして、お次は紫色の花。
ヘテロケントロン・エレガンス 'コードダジュール'(ノボタン科)です。
少し前に行った時はちょうど花の端境期でしたが、1週間後に行ったら沢山の花が咲いていました。
ちょうど日が当たって得も言われぬ美しさ。
ノボタン科特有の、この釣り針のような形をした蕊がいいんですよね~
近くにあったこちらは・・・
ブッシュカン(仏手柑:ミカン科ミカン属)です。
手のように見える実から名付けられましたが、こちらの実にはいったい何本の指がある!?
黄色系になったところで、こちらも。
ツンベルギア・マイソレンシス(マイソルヤハズカズラ;キツネノマゴ科)です。
これぞ食うたろかの、口を大きく開けたような姿が一度見たら忘れられません。
原産地のインドのマイソールという町の名前から名付けられたそうです。
最後は淡いクリーム色の花です。
例によってGL先生に訊いてみると、シャウエリア・カリコトリカ(キツネノマゴ科)とのこと。
もし本当にそうなら、ブラジルの固有種なんだそうですよ。
ふぅ、今日も結構沢山になりました。
明日がラストです。可愛いピンクの花が出てきますよ!
【撮影:2025/1下旬 宇治市植物公園】