なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

宇治市植物公園の温室で温まろう!(4)~スリーピングハイビスカス

2022-01-21 05:43:22 | 植物

寒い冬のお助け温室ツアー、最終回は温室の有名どころをどうぞ。
最初は、ウナズキヒメフヨウ。


今回は花について調べてみよう!と思ってネットで色々と検索してみました。
それらによると、
・メキシコからペルーが原産の、アオイ科ヒメフヨウ属。
・蕾は上向きだが、花が咲くにつれて下を向くので、この名になった。
・咲いても花が開かないので、英名ではスリーピングハイビスカス。
・開かないのは、雨を防ぐため?
などなど・・・



花から飛び出しているのは雄蕊、という説明を見ましたが、これは違うと思う!
アオイ科の特徴で、花柱の回りを雄蕊が囲んでいるタイプのように見えます。
上の写真を見ると、雌蕊の先が10裂して、先に放射状の毛があり、花粉を受けやすくなっているのでしょう。
虫やハチドリが花粉を媒介するそうです。

女性に人気のピンクタイプもありました。花柱もピンク色ですね!


結構花付きがよく、目立ちます。


同じアオイ科のハイビスカスも昨年末に行った時にはまだ少し咲いていました。
こちらはフヨウ属です。
ほら、雄蕊の筒の中を花柱が通っています。


こちらはフラミンゴ。なぜかいつ行っても1輪は咲いている印象。


日の丸タイプも・・・


結構寒さに強い品種もあるようで、近所ではついこの間まで外に出しているお宅もありました。
冬の初めまで咲いていましたよ。

お次、1輪咲いていても嬉しい、ヘテロケントロン・エレガンス(ノボタン科)。
それが大量に咲いていましたが・・・


あちこち向いている上に、逆光で撮れない!
ようやく1枚だけ撮れましたが、美しさが伝わりません~
ノボタン科らしい葉が見えているのでまあいいか。


お隣に満開になっていたシーマニアこと、グロクシニア・シルヴァティカ(イワタバコ科)。
オレンジ色が目に痛いほどです。


12月にはこんなに咲いていましたが、年があけたらもう終わっていました。


乾燥地帯の植物エリアに咲いていたのがカランコエ・ラウヒー。
こちらは結構栽培もされているようですね。




最後は紅白めでたい、ブーゲンビレアで温室特集おしまいにします。
こちらも、1月にはもうかなり終わりかけになっていました。


いつも一定の気温を保つ温室でも、花は季節ごとに入れ替わっているのを感じました。
名前の横文字にめげず、また(避寒に)行ってみたいと思います!

明日は寒~い外に咲いていた春の気配を見ていただきますね~

【撮影:2021/12/18, 2122/1/10  宇治市植物公園】


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なつみかん)
2022-01-22 08:13:02
ピエロさん、おはようございます。
あら、ピエロさんのカランコエはミラベラでしたか。
これは失礼しました。
たしかにもっと綺麗なお色でしたね〜(^^;;

ウナズキヒメフヨウは育てやすいのか、どこの温室に行っても花が咲いていて、しかもせっせと剪定されています。
放っておくとあっちこっち伸びて収拾つかなくなるみたいです。
そのうち、温暖化で戸外でも育てられるかもしれませんね!
(みんなに、萎んだあとと思われそうですが‥)
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納得 (ピエロ)
2022-01-21 22:29:26
なつみかんさん こんばんは
和名ウナズキヒメフヨウ 英名スリーピングハイビスカス
説明でよくわかりました。
最初の画像を見た時 ハイビスカスが萎んでしまったのかと思ったらこういう花なんですね。
花の大きさはどの位あるのでしょう。
温室ならではですね。

我が家にあるのはカランコエ・ミラベラです~
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Unknown (なつみかん)
2022-01-21 19:21:36
さざんかさん、こんばんは。
ウナズキヒメフヨウの蕊、調べてくださってありがとうございます😊
やっぱり雌蕊ですよね!
でも、そうなると雄蕊が気になってきました。
今度行ったら、上を向けて中を覗き込んでみます。
迷惑!って言われそうですが‥笑
雌蕊の先、柱頭が分かれた上に、受粉しやすい工夫がされてるのがすごいな〜って思います。
きっと長い年月をかけて進化したのでしょうね。

ヘテロケントロンは覚えにくいですね。
コートダジュールは思い出せるのですが‥
エレガンスの方は、桜のみゆきちゃんを思い浮かべるようになりました。
あとの課題は名前をどうやって覚えるかです。

シーマニアもラウヒーも、育てておられたんですね!
さすがですね。
確かピエロさんがラウヒーをお持ちでしたよね。
皆さんすごいな〜
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Unknown (なつみかん)
2022-01-21 19:15:38
ninbuさん、こんばんは。
テニス楽しまれていますね!
ということは、そちらはいいお天気だったんですね〜
今日は昼過ぎまで大雪警報が出ていました。
今はすっかり止みましたが、とても寒いです。

温室の花は冬場のお助けですね。
またひと月後くらいに見に行きたいと思います。
また見てくださいね〜(^-^)/
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なつみかんさん、こんにちは (さざんか)
2022-01-21 13:34:16
ウナヅキヒメフヨウはいつでも咲いている感じですね。
調べましたが、突き出ているのは雌蕊ですね。
ネットの記述は違う!と気付かれたなつみかんさんは凄いです。
先端が10裂もしている雌蕊は珍しいのでは?
あまり開かない花ので、少しでも受粉し易くしているのでしょうか。
ハイビスカスの仲間は皆綺麗です。
ヘテロケントロン・エレガンスとは難しい名前ですね。
ヘロヘロになっちゃいそう!
シーマニア、一時育てたことがあります。
カランコエ・ラウヒー、小さい株を持っています。
こんなに咲くようになるといいな~。

温室の花、楽しませて頂きました。
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Unknown (ninbu)
2022-01-21 12:11:18
なつみかんさん、こんにちは。
先ほどまでテニスをしていました。コート近くのレストランで食事をしています。そこでテレビのニュースを見たら、京都は大雪警報が出て、凄いことになっているようですね。その後、なつみかんさんのブログを見たので、この風景の違いにびっくりしました。温室最終回は鮮やかな色の花で、南国情緒たっぷりの締めくくりでした。おかげで心も体も温かくなり、午後のテニスも頑張れそうです。なつみかんさんも、雪に負けず、良い週末をお過ごしくださいね。(^.^)
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Unknown (なつみかん)
2022-01-21 10:35:02
shuさん、おはようございます。
リビングにハイビスカス、素敵ですね!
うちのウサギ小屋では、おく場所もありません‥
(そもそも、元応接セットがあった場所を、鳥かご5つが占拠してます(笑))

さて、ご質問の熱帯の花に咲く時期はあるのか?ですが、答えは‥分かりません(^^;;
温室の花を見る限り、耐えず咲いている花もあれば、年に一度しか見ない花もあります。
次の花の準備ができるまでの時間なのか、よく分かりませんが、少なくとも温室の花は四季折々の入れ替わりがあります。
詳しい方に教えていただきたいですね〜
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Unknown (なつみかん)
2022-01-21 10:26:13
fukurouさん、おはようございます。
今回は温室の花の蕊にこだわってみました。
特にフヨウの仲間の蕊は独特です面白いですね。
ウナズキヒメフヨウの花は開きませんが、雌蕊の先がかわいいので、覗き込んで撮ってしまいます。
10裂しているのも、数打ちゃ当たるみたいで面白いです。

スリーピングハイビスカスの名前をご存知だったんですね。
私は今回調べて初めて知りました。
横文字でもこれは分かりやすくていいですね!
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Unknown (なつみかん)
2022-01-21 10:20:40
attsu1さん、おはようございます。
朝起きて外を見たらまさかの大雪!
(私にとっては‥ですが)
テレワーク後に出勤の予定だったので、傘をさして少し歩いてみましたが、最初小やみだった雪が途中から横殴りに。
歩道もどんどん白くなってきたので、早々に引き上げました。
傘に雪が積もって閉じなかったのは初めてです。

‥と全然関係ない話でしたが、温室はいいですね〜
ハイビスカスは最近戸外でも結構晩秋まで咲いていますが、やはり南国が似合いますね。
エレガンスはこれだけなんども投稿しているのに、その都度確認しないと名前が出てきません‥
せめて、5文字以内にしてほしい!
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Unknown (shu2702)
2022-01-21 08:21:03
おはようございます。
ハイビスカス、ブーゲンビリアは私も分かるお花です。
というか、ハイビスカスは我が家のリビングに置いてあり、ほぼ年中花を咲かせています。
ここで質問なのですが、熱帯の植物にも花が咲く時期があるのですか?
我が家のハイビスカスのことを思うと、季節感はなさそうに思うのですが・・・
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ウナズキヒメフヨウ (fukurou)
2022-01-21 08:06:04
なつみかん様
おはようございます。
ウナズキヒメフヨウは見た記憶があります。
英名スリーピングハイビスカスが霞のかかった頭の片隅のどこかに残っていました。(笑)
眠り姫見たいとだとその時、思いました。
だいたい不要の仲間の柱頭の先は5裂が普通なのですが10裂しているのですね。
5裂より10裂の方が花粉を受け取りやすいですよね!?
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おはようございます^^ (attsu1)
2022-01-21 06:26:08
ウナズキヒメフヨウ、
まさに頷いていて、そこには、☂を防ぐ工夫が、
あるんですね(@_@)
花々、それぞれ、受粉方法とか、不思議な工夫を持っていますよね
ハイビスカス、
日本で、馴染みのある南国の花ですが、
いつも思うのでが、この寒い日本で、夏だけじゃなくて、
普通のハイビスカス、温室じゃなくて、
寒い時期でも咲いていることです。
これも馴染んだからでしょうか?

ヘテロケントロン・エレガンス、
ええええ、これ温室らしい個性的じゃなくて、
ノボタンですよね^^;
まぁ、エレガンスではありますが

温室の花々、色々楽しませていただきました^^
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