クワズイモ(かな?)に導かれて来たエリアには、サトイモ科のアンスリウムがお出迎え。
真っ赤な艶々した部分は仏炎苞、白と黄色に突き出した部分が花(肉穂花序)です。
すこし仏炎苞の形こそ違え、かの有名なミズバショウと同じ造りですね。
反対から見るとハート型~
近くで咲いていたのは同じような造りなのでてっきりアンスリウムの仲間かと思ったのですが・・・
花名板にはめずらしく「オオササウチワ」と和名が。
属がちがい、スパティフィルム属(ササウチワ属)でした。
花序が長いですね~
そして、とてもいい匂いがします。
次に現れたのが、あのフリフリドレスのお嬢様のような花。
ドンベア・ウォリッキーです!!
この花を見るたびに、フランス人形を思い浮かべます。
でも名前のドンベアを見ると、どうしてもドンベエ(どん兵衛)と変換されてしまって・・・
白いドンベアも咲いていました! ちょっと花付きが悪かったですが・・・
去年の暮れには同じドンベア属の別のお花。
ドンベア・ブルゲシアエという花名板がありましたが、花色が濃いのでセミノールの方が近いようです。
本当のお名前は分かりません。
でもやっぱり可愛いですね!
近くに咲いていたこのお花。
雄蕊の中央から釣り竿のように飛び出る雌蕊・・・
この花は、キツネノマゴ科のリュエリア・コロラタ。
中央のスズムシバナのような形をしたのが花で、周りの赤い部分は苞なんだそうです。
目立たせて虫を呼んでますね~
赤い花続きで・・・
ご存じ、カリアンドラ・ハエマトケファラ(マメ科)です。
真っ赤な蕊が美しく、人気があります。
そもそもカリアンドラというのは、美しい蕊という意味なんだそうです。
まんまやん!
蕊続きでこちらも・・・
やはり赤い花です。なんだかお分かりですか?
ピントが超甘いですが、紫の魚卵のようなものが沢山付いていますね。
この部分が雄蕊筒で、魚卵は花粉です。
そして、上に突き出た赤い部分が柱頭(雌蕊)。さきっちょが毛玉のようになって可愛いです。
こちら、パボニア・インテルメディア(アオイ科)です。
お察しの通り、赤い部分は10枚あって、苞です。
今日は赤い花が多かったですね~
最後は1枚だけ白い花を・・・
ジャスミンの仲間の、ヤスミヌス・レックスです。
でも香りはありません・・・爽やかな白を楽しんでくださいませ。
ということで、ここまでのお花、いかがでしたでしょうか。
明日はいよいよ温室最終回、有名なあのお花、このお花が出てきますのでお楽しみに!
【撮影:2021/12/18, 2122/1/10 宇治市植物公園】
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今朝はこちらにしてはかなり強い雪が降っており、しっかり冬を感じています(笑)
なんと、職場のある京都市には大雪警報が出ていました@@
雪は降っても、警報でたのは私の記憶にはこれまでありません。
10時頃から出勤するのですが、行けるかな〜
それにしても、冬の温室はいいですね。
外の花が多い時期よりも、冬の方が頑張って咲いてる気がします。
でも、ピエロさんの風防室も素敵じゃないですか〜
うちの植物たち、玄関に入れたりしていますが、枯れてしまわないか心配です‥
今朝はまさかの雪!
朝一番、テレワークにしておいて良かったです。
ダリアクミコがおっしゃってる温室は川口市グリーンセンターですか?
宇治の温室、そんなに広いとは思ってなかったので、気になって面積を比較してみました。
わずかに宇治の方が広いですが、ほとんど同じでしたよ〜
(京都府立植物園は、さすがに2倍以上でした)
温室は手間もお金もかかるから、大変なんでしょうね‥
宇治の温室は、こぢんまりしているのにうまく工夫されているので、温室入門編にピッタリだと思います。
難点は入園料と駐車料金でしょうか(笑)
ご無沙汰でした~
温室は真冬を感じさせませんね。
オオササウチワ テカテカしたこの輝きは造花のように見えますよね。
温室の中に入ったら冬を忘れてしまいそう。
当たり前ですけれどこちらは白一色です。
こんばんは~
やっぱり広さも違うし花の種類も川口市と違うわ~
京都って植物を大切にしているんだと
つくづく思いました。
川口は植木の町なのにもっと充実して欲しいです。
羨ましい~
やはり、ドンベアと聞くと、男性陣は皆さまドンペリを思い出されるようですね。
バリバリ現役時代に楽しまれたのでは(笑)
私はまーったく縁がないので、ドンベエ、どん兵衛となってしまいました^^;
ドンというと、マフィアの首魁のような感じですが、関西人にとってのドンは単に「どんくさい人」のことです。
私はどんくさかったので、母に「あんたはドンやから・・・」といつも注意されていました。
懐かしい(?)思い出です(笑)
自分のブログで「ドンベア」と検索すると、結構沢山出てきました。
女性の方のコメントは、お嬢様のドレスとかが多いのですが、男性はドンペリが多くてちょっと面白いです。
なるほど、ルエリアとリュエリアですか。
ルエリアは例のヤナギバルイラソウも仲間でしたよね。
確かに花の形が似ても似つきません・・・
どちらかというと、同じキツネノマゴ科のイセハナビ属の方が形が似ているような気がしました。
リュエリアという呼び方はどこの植物園でも同じみたいですね。
変ですね~
でもそこに気づかれるのがすごい!!
そうそう、永和さんがパボニア・インテルメディアをお持ちなのを投稿で拝見して驚いた記憶があります。
結構外でも育てられるのですね!
明日は平凡な花が多いですが、どうぞ見てくださいませ~
おっしゃるとおり、オオササウチワ(大笹団扇)と書いてあると、イメージが湧きますね!
横文字の名前でも、由来をたどるとその花の特徴だったりするようですが、それが分かるようになるにはかなり修行がいりますね。
私の希望もninbuさんと同じく、温室の花にも和名を付けてほしいです。
ただ、カリアンドラには大紅合歓(オオベニゴウカン)という名前があるそうですが、合歓がネムということを知っていないと、なんだかな~という感じ。
あと名前があるのは、それこそ一昨日の徳利木綿とかでしょうか。
これだと、意味が分かって覚えやすいですね!
アンスリウムの苞は誰が見てもプラスチック製ですよね!!
こんなツヤツヤの質感、どうやって生まれたのか本当に不思議です。
それとドンベアはどんべえではなく、ドンペリ!
確かに、この花はもう何度も投稿しているのですが、そのたびにコメントで「ドンペリみたいな名前」といただいていました。
私には全く縁のないお酒なので、なかなか思い出せませんでした・・・
そちらの方が似合っていますね!
カリアンドラは白の方が好きなのですが、今回なぜか2回とも咲いていませんでした。
他にも、ヒネムとかエマルギナタとか、カリアンドラの仲間のような花があります。
宇治市植物公園、頑張ってます!
学芸員なんておこがましい、webボランティア案内おばちゃんと読んでください。
温室の花は名前が面倒なのでずーーーっと敬遠していましたが、花の種類を絞って調べてみると案外面白いです。
明日は、まあ残り物ということで・・・
そのあとは、普通の園内の様子を見ていただく予定です。
赤いアンスリウムの苞は、本当にプラスチック製のようですね。
私も触ったことありますよ(笑)
アンスリウムは見覚えがあり、名前も知っていました。
ドンベアは私もドンペリを思い起こしました。
正月に息子が持ってきてくれました。
普段飲めない名酒です。ありがたくいただきました。
明日も私も知った名前があるといいのですが…
最初の2つは育てたことがあります。
ドンベア・ウオリッキーは、みん花時代にどなたか暖かい所にお住まいの方が載せて下さって、うっとり眺めたものです。
その時は濃いピンクでした。
くす玉みたいで美しいですね。
ルエリアならうちにありますが、リュエリア・コロラタも同じ仲間とは思えない形です。
(Ruelliaと書くのに、リュエリアと読むのは?です。どちらでも載っていますが。なつみかんさんに言っても仕方ないことで、ごめんなさい。)
パボニア・インテルメディアは永和さんが持っておられますよ。
綺麗で珍しい花ですよね。
まだ続くのですね。楽しみにしています。
アンスリウムやオオササウチワは温室でよく見る植物ですね。
でも、スパティフィルムが大笹団扇という和名があるのは知りませんでした。
苞が団扇のような形をしており、葉が笹の葉に似ているから付けた名前のようですね。
和名は漢字で書いてみると、名前の由来のイメージが湧きます。
表意文字という漢字の素晴らしい特徴で、外国にはない日本の誇るべき文化です。
もう一つ、カリアンドラ・ハエマトオケファラという花もよく見かけます。
カリアンドラは美し蕊という意味で、この名前も意味を表しているんですね。
今日は赤い花がといつものように、長い名前の花が多かったですね。
きっと明日になるときれいさっぱり忘れていると思います。(笑)
ミズバショウの色違いのよう~
このプラスチックみたいな花、ある意味、
不思議ですよね^^;
ドンベア・ウォリッキー、
どん兵衛とも言えますが、カタカタだと、
ドンペリを想像しました。
高いのでしょうか?^^;
カリアンドラ・ハエマトケファラ、
これは華やか、ネムノキかと思いきや、
温室育ちは、またたくさん賑やかに咲いていますねぇ~
今回も温室の不思議さを感じさせていただきました。
さて、次はなんでしょうね^^
おはようございます。
植物園の温室を学芸員さんに案内してもらっているように感じてしまいます。
名解説ですね。
次回の予告もうまくて、どんな花がでてくるのだろう? とついつい楽しみにしてしまいます。
アンスリウム、まだ花を知らない頃、照りの様子から造花だと思って、赤い部分を触って本物だと驚いた記憶がまだ鮮明に残っています。