写真は、マラソン参加賞のタオルと半纏。
半纏もらったが、どうしようか・・・?
家で羽織るわけにもいかないし?
---------------------
この半纏みたいなものは、後で調べたら笈摺(おいずる又はおいずり)というらしいです。
<遍路・巡礼関連辞典より>
笈摺は、袖のない法被のことで巡拝の際に着るものです。
笈(おい)とは修験者(しゅげんじゃ)などが仏具・衣服・食器などを収めて背に負う箱のことです。
今でいうリュックのようなものです。
西国観音巡礼が、一番古い歴史があります。
観音巡拝を始められた徳道上人や花山法皇は、巡拝の折、観世音を笈に納め背負って歩きました。
その際、体と笈が触れて破れないようにと、肩に白布をあてたのが原型とされています。
この故事にならない、今日では笈摺を着るようになりました。
---------------------
昨日、秩父ウルトラマラソン走ってきました。
コース全長84km
結果、途中の第二関門(58.5km、時間制限8時間30分、AS16)を通れずリタイアです。
注:AS16とは16番目のエイドステーションのこと
実際には15番エイドステーション阿熊集落センターにて、私の総力と距離と残り時間から、絶対間に合わないことがハッキリしました。
そう思ったとたん、やる気ダウン
しかも、その場に居合わせた他の疲労困憊ランナー2名とともに、我々の体調を危惧して言ってくださったと思うのですが、大会関係者から
「皆さん、ここでギブアップしますか?」
ますます、やる気ダウン
だがっ!
「いや、関門までは歩いてでも行きます!」
と老齢ランナーの一人が言ったのでした。
それを聞いた、もうボロボロ、ヨレヨレの俺も、気持ちだけは威勢よく・・・
「私も関門までいきます・・・。」
と言っちまったのです。
走る余裕のない無謀ランナーの「弾み」っていうやつでしょうか。
それとも、オヤジたちの強がりってやつでしょうか。
途中、ビッコをひきながら歩く若いランナーと一緒になりました。
4人とも、もう、走っているのか、歩いているのか、その境など無いような夢遊病者のような状態でした。
(もう、登り降りで足がガクガクになっており、走るより歩いたほうが早い状態なっていました)
短パン姿の秩父山中を彷徨うオヤジ落武者3人+ビッコをひく若武者1名で何分ほどヨロヨロ歩いたでしょうか?
途中、後ろから救護車が我々を見ながら通過していきます。
「大丈夫ですかぁ?」と言いながら・・・。
だったら止まれよ!・・・と言いたい。
「おねげぇします、助けてくれ!」
とホントのところは言いたい、
だが、オヤジ同士の暗黙のメンツにかけて意地でもできないのです。
ですが、・・・
ついに有無を言わさぬ地獄の閻魔様的存在の最後尾車がやってきたのでした。
「最後尾ですよ、乗ってください!」
「えぇっ、俺たちが最終ランナーなんですか?
後ろにまだ一杯走ってましたよ。」
「後ろにいた人たちは、皆ギブしましたよ。」
ここで、落武者達は無残にも力尽きたのでした。
(今回初めて、最後尾車ってものに乗ったのでありました。)
私のガーミンの記録:実走距離57km 8時間24分
(今のところ、私の1日最長距離です。
この記録見ると、歩かずに頑張って走れば関門通過できたんじゃねえの?と思うかもしれませんが、この時点で歩いても走ってもタイムに差はない状態でした。
ボロボロだったんです。)
---------------------
コースは素晴らしく眺めがよく、変化に富んで面白いコースでした。
ただ、山登り、山下りが厳しい。
奥武蔵ウルトラマラソンは登ったり下ったりしながら標高をあげていくのですが、秩父ウルトラはずっと登りっぱなし、ずっと下りっぱなしで、私は下りで参ってしまいました。
一歩足を出すたびに、足にガンガン響き、とても走れません。
位置エネルギーを動力にして坂をトコトコ下る仕組みのオモチャ人形のようです。
そこで、小野先生が言っていた秘伝忍法『後ろ向き走り』を急な下り坂道でやってみました。
こんな感じで坂を下ります。
これ、効果バツグン
全然、足に痛みなど感じません。
ドンドン降れます。
(ただし、カッコ悪いのと後ろに目がないのでチョッと危険なのが難点。
山中の家の前の小さな畑を耕すオバちゃんがキョトンとして私をみていたのでした。)
しかも、前向きに戻して走ると、あ~ら不思議、前よりも足の痛みが軽減しています。
後ろに走りながら、自然にストレッチしているんでしょうか。
---------------------
いやあ、今回、ウルトラマラソンは甘くない、とツクヅク感じました。
というのも、次のようなことがあったからです。
終了後、会場そばにあったスーパーで缶ビール3本と食料(豚カツ&刺身セット&サラダ&ポテチ)を多めに買い込み、一人残念会をすべく、ホテルに戻りました。
(ホテルは、ゴルフ場のホテルに2泊しました。)
すぐに風呂に入り、TVをみながら缶ビール片手に残念会。
ですが、ビール数口、豚カツを、たった3切れ食べた時点で、突然食欲がなくなりました。
急に疲労感がでてきて、寒気がしました。
突然、疲労感っていう見えない大きな塊が、ドーンと突然覆いかぶさったような感覚。
もう、這いずるようにベッドにもぐり込みました。
TVなんか、消す余裕などありません。
気が付いたら、3時間ほど熟睡してました。
疲れたんですねぇ。
もちろん、それからは満点の夜空の星を眺めながら一人宴会。
(ホテルは部屋の片面が全面ガラス張り)
来年は、より頑張りたいと思いながら・・・。
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。
半纏もらったが、どうしようか・・・?
家で羽織るわけにもいかないし?
---------------------
この半纏みたいなものは、後で調べたら笈摺(おいずる又はおいずり)というらしいです。
<遍路・巡礼関連辞典より>
笈摺は、袖のない法被のことで巡拝の際に着るものです。
笈(おい)とは修験者(しゅげんじゃ)などが仏具・衣服・食器などを収めて背に負う箱のことです。
今でいうリュックのようなものです。
西国観音巡礼が、一番古い歴史があります。
観音巡拝を始められた徳道上人や花山法皇は、巡拝の折、観世音を笈に納め背負って歩きました。
その際、体と笈が触れて破れないようにと、肩に白布をあてたのが原型とされています。
この故事にならない、今日では笈摺を着るようになりました。
---------------------
昨日、秩父ウルトラマラソン走ってきました。
コース全長84km
結果、途中の第二関門(58.5km、時間制限8時間30分、AS16)を通れずリタイアです。
注:AS16とは16番目のエイドステーションのこと
実際には15番エイドステーション阿熊集落センターにて、私の総力と距離と残り時間から、絶対間に合わないことがハッキリしました。
そう思ったとたん、やる気ダウン
しかも、その場に居合わせた他の疲労困憊ランナー2名とともに、我々の体調を危惧して言ってくださったと思うのですが、大会関係者から
「皆さん、ここでギブアップしますか?」
ますます、やる気ダウン
だがっ!
「いや、関門までは歩いてでも行きます!」
と老齢ランナーの一人が言ったのでした。
それを聞いた、もうボロボロ、ヨレヨレの俺も、気持ちだけは威勢よく・・・
「私も関門までいきます・・・。」
と言っちまったのです。
走る余裕のない無謀ランナーの「弾み」っていうやつでしょうか。
それとも、オヤジたちの強がりってやつでしょうか。
途中、ビッコをひきながら歩く若いランナーと一緒になりました。
4人とも、もう、走っているのか、歩いているのか、その境など無いような夢遊病者のような状態でした。
(もう、登り降りで足がガクガクになっており、走るより歩いたほうが早い状態なっていました)
短パン姿の秩父山中を彷徨うオヤジ落武者3人+ビッコをひく若武者1名で何分ほどヨロヨロ歩いたでしょうか?
途中、後ろから救護車が我々を見ながら通過していきます。
「大丈夫ですかぁ?」と言いながら・・・。
だったら止まれよ!・・・と言いたい。
「おねげぇします、助けてくれ!」
とホントのところは言いたい、
だが、オヤジ同士の暗黙のメンツにかけて意地でもできないのです。
ですが、・・・
ついに有無を言わさぬ地獄の閻魔様的存在の最後尾車がやってきたのでした。
「最後尾ですよ、乗ってください!」
「えぇっ、俺たちが最終ランナーなんですか?
後ろにまだ一杯走ってましたよ。」
「後ろにいた人たちは、皆ギブしましたよ。」
ここで、落武者達は無残にも力尽きたのでした。
(今回初めて、最後尾車ってものに乗ったのでありました。)
私のガーミンの記録:実走距離57km 8時間24分
(今のところ、私の1日最長距離です。
この記録見ると、歩かずに頑張って走れば関門通過できたんじゃねえの?と思うかもしれませんが、この時点で歩いても走ってもタイムに差はない状態でした。
ボロボロだったんです。)
---------------------
コースは素晴らしく眺めがよく、変化に富んで面白いコースでした。
ただ、山登り、山下りが厳しい。
奥武蔵ウルトラマラソンは登ったり下ったりしながら標高をあげていくのですが、秩父ウルトラはずっと登りっぱなし、ずっと下りっぱなしで、私は下りで参ってしまいました。
一歩足を出すたびに、足にガンガン響き、とても走れません。
位置エネルギーを動力にして坂をトコトコ下る仕組みのオモチャ人形のようです。
そこで、小野先生が言っていた秘伝忍法『後ろ向き走り』を急な下り坂道でやってみました。
こんな感じで坂を下ります。
これ、効果バツグン
全然、足に痛みなど感じません。
ドンドン降れます。
(ただし、カッコ悪いのと後ろに目がないのでチョッと危険なのが難点。
山中の家の前の小さな畑を耕すオバちゃんがキョトンとして私をみていたのでした。)
しかも、前向きに戻して走ると、あ~ら不思議、前よりも足の痛みが軽減しています。
後ろに走りながら、自然にストレッチしているんでしょうか。
---------------------
いやあ、今回、ウルトラマラソンは甘くない、とツクヅク感じました。
というのも、次のようなことがあったからです。
終了後、会場そばにあったスーパーで缶ビール3本と食料(豚カツ&刺身セット&サラダ&ポテチ)を多めに買い込み、一人残念会をすべく、ホテルに戻りました。
(ホテルは、ゴルフ場のホテルに2泊しました。)
すぐに風呂に入り、TVをみながら缶ビール片手に残念会。
ですが、ビール数口、豚カツを、たった3切れ食べた時点で、突然食欲がなくなりました。
急に疲労感がでてきて、寒気がしました。
突然、疲労感っていう見えない大きな塊が、ドーンと突然覆いかぶさったような感覚。
もう、這いずるようにベッドにもぐり込みました。
TVなんか、消す余裕などありません。
気が付いたら、3時間ほど熟睡してました。
疲れたんですねぇ。
もちろん、それからは満点の夜空の星を眺めながら一人宴会。
(ホテルは部屋の片面が全面ガラス張り)
来年は、より頑張りたいと思いながら・・・。
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます